「ワンピース」に登場する侍、錦えもん。彼の物語は光月おでんとの出会いから始まり、ワノ国を救うための奮闘に至るまで、多くの困難と感動が詰まっています。
しかし、読者が驚いたシーンの一つが、カイドウとの壮絶な戦いでの「死亡シーン」。
あの瞬間、果たして錦えもんは本当に命を落としたのか、また、その後どうなったのか、気になる方も多いはずです。
本記事では、錦えもんの死亡シーンが描かれた話数から彼のモデル、アニメ声優、さらに彼の過去の物語まで詳しく解説します。
特に初めて「ワンピース」に触れる方にもわかりやすく、錦えもんの魅力を一緒に追体験できるようにまとめました。
彼がどのようにしてワノ国を守ろうとしたのか、その中で生じた苦難、そして彼の侍としての矜持を掘り下げていきます。
ぜひ最後までお読みください。
錦えもんの死亡シーンは何話?カイドウにやられた?
錦えもんの死亡シーンが描かれたのは、第1015話です。
カイドウが猛威を振るう中、錦えもんはモモの助を守るために立ち上がり、命をかけた戦いを繰り広げました。
彼は2本の刀を手にカイドウに挑みましたが、その圧倒的な力の前に金棒で打たれ、さらにはカイドウの持つ刀で突き刺されてしまいます。
このシーンは読者に大きな衝撃を与えました。
カイドウの強烈な攻撃を受けた瞬間、錦えもんが地に伏し、瀕死の状態で倒れる様子が描かれました
。その姿から、多くの読者が「ついに錦えもんが命を落としたのか」と感じたことでしょう。
「ワンピース」1030話で生存が確定!下半身だけ駆け回る
カイドウに致命的な攻撃を受けた錦えもんでしたが、第1030話において、その驚くべき生存が明らかになります。
この話では、錦えもんの下半身だけが駆け回るという信じられない光景が描かれました。
実は、彼の体は以前ローの能力によって斬られており、完全にくっついていなかったため、カイドウの攻撃を免れたのです。
この下半身だけでの奔走には深い理由がありました。
それは、瀕死状態のお菊を救うため。
錦えもんは、自分の命が危うい状況でも、仲間を助けようとする強い意志を持っていたのです。
この姿は、読者に彼の勇敢さと仲間思いの一面を再確認させるものでした。
錦えもんの生存が明らかになったことで、再び希望が見え、ワノ国の戦いの行方にも注目が集まりました。
ワノ国編の戦い後のきんえもん
カイドウとの激戦が終わり、ルフィたちが勝利を収めた後、錦えもんは戦いで失った仲間たちを弔うことを決意します。
彼は花の都を見下ろせる丘に、おでんやアシュラ、イゾウといったワノ国のために戦った者たちを祀るお堂を建てることを提案しました。
この行動には、錦えもんの深い優しさと義理堅さが表れています。
戦いが終わった宴では、お鶴とも再会し、久しぶりの平和な時間を過ごすことができました。
錦えもんにとって、ワノ国を守るために費やした年月は苦難に満ちたものでしたが、今では愛する人々とともに未来を見据える時間を過ごしています。
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討ち入りでは死亡しなかった!「錦えもん」のプロフィールや過去
本名 | 錦えもん |
---|---|
異名 | 狐火の錦えもん |
年齢 | 36歳(生まれは56年前) |
身長 | 295cm |
所属 | 光月家家臣「赤鞘九人男」 |
悪魔の実 | フクフクの実(超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武器 | 愛刀「助参」「角参」(共に位列なし) |
出身地 | ワノ国 九里 |
誕生日 | 1月29日(衣服=129) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | X型 |
錦えもんは、漫画「ワンピース」に登場する侍で、ワノ国出身の光月おでんの忠実な家臣の一人です。
彼は「赤鞘九人男」として知られるおでんの最も信頼できる家臣団の一員であり、非常に高い戦闘能力と誇り高い精神を持っています。
錦えもんは、特に火を操る剣術「狐火流」の使い手として有名で、相手の炎を斬ることができる特殊な技を持っています。
また、超人系悪魔の実「フクフクの実」の能力者であり、あらゆる物を服や装備に変えるユニークな力を持ち、その能力で仲間を変装させることが得意です。
意外と役立つ!?フクフクの実(超人系)の能力
錦えもんが持つ「フクフクの実」の能力は非常にユニークです。
この超人系の能力により、彼はあらゆるものを服として具現化することができます。
例えば、葉っぱや石ころを取り出し、それらを服や装備に変えることができるのです。
この能力は、仲間たちが敵から隠れるための変装に非常に役立ちました。
さらに、この能力は見た目の変化だけでなく、戦闘時においても防御や戦術の一部として活用されることが多く、仲間たちに安心感を与えるものでした。
ワノ国編でも、錦えもんはこの能力を駆使して、ルフィたちを百獣海賊団の姿に変装させることで、鬼ヶ島への潜入を成功させました。
この変装によって、彼らは敵に見つかることなく重要な拠点に到達し、敵を欺くことに成功しました。
錦えもんのフクフクの実の力は、単なる戦闘力ではなく、戦略的な面でも大きな役割を果たしており、仲間たちの信頼を得る一因となっています。
彼の変装技術は、仲間たちが困難な状況を打開するための重要な武器であり、時には戦況を一変させる力を持っています。
彼の能力は、単なる衣服の変化に留まらず、戦略的な奇襲や防御、さらには士気を高める役割をも果たしています。
錦えもんのフクフクの実は、彼自身の発想力と組み合わせることで多様な効果を発揮します。
例えば、敵の目を欺くために、仲間全員を一瞬で別の姿に変えたり、寒冷地での戦いでは防寒具を即座に用意するなど、状況に応じて柔軟に対応する力があります。
このように、フクフクの実の力は単なる変装を超え、仲間たちを守り導くための大きな助けとなっているのです。
錦えもんのモデルは誰?
錦えもんのモデルとなったのは、昭和の名優、中村錦之助(萬屋錦之介)です。
作者・尾田栄一郎は、質問コーナーでこのことを明らかにしています。
中村錦之助は『子連れ狼』で拝一刀を演じたことでも知られ、その姿勢や風貌が錦えもんのキャラクター造形に大きく影響を与えました。
特に、幼いモモの助を守りながら戦う錦えもんの姿は、『子連れ狼』の主人公を彷彿とさせます。
また、強くて情に厚い一面も、彼のモデルから影響を受けた点と考えられます。
このような背景を知ると、錦えもんの行動や言動にも一層深みが感じられるのではないでしょうか。
錦えもんのアニメ声優
名前 | 堀内賢雄 |
---|---|
ふりがな | ほりうちけんゆう |
性別 | 男性 |
生年月日 | 7月30日 |
星座 | しし座 |
血液型 | B型 |
出身地 | 静岡県御殿場市 |
所属事務所 | ケンユウオフィス(代表取締役) |
テレビアニメ「ワンピース」で錦えもんの声を担当しているのは、ベテラン声優の堀内賢雄さんです。
彼はその豊かな声色と表現力で、錦えもんというキャラクターの強さと優しさを見事に表現しています。
特に、戦闘シーンにおける錦えもんの決死の覚悟や、仲間を守るために奮闘する姿を堀内さんはリアルに演じ切り、多くの視聴者の心を揺さぶりました。
また、時にコミカルでユーモラスな面を見せる錦えもんのキャラクター性も、堀内さんの巧みな演技によって際立っています。
そのため、堀内賢雄さんの演技は錦えもんの多面的な魅力を視聴者に伝える重要な役割を果たしています。
堀内賢雄さんは、1983年から声優としての活動を開始し、多くのアニメ作品や吹き替え作品に出演してきました。
その経験豊かな演技は、錦えもんの多様な感情、特に仲間を守るために戦うシリアスな場面や、時折見せるコミカルなシーンなど、幅広い表現を可能にしています。
また、堀内さんの声は、錦えもんの厳格さや強さだけでなく、仲間への深い愛情や彼の葛藤をも表現しており、キャラクターに人間味を与えています。
彼の声が持つ温かみと力強さは、錦えもんが直面する困難や決断に深みを加え、視聴者にとってより共感しやすい存在にしています。
彼の声があるからこそ、錦えもんというキャラクターの魅力がより引き立っているといえるでしょう。
堀内賢雄さんの演技によって、錦えもんは単なる戦士ではなく、仲間を守り抜こうとする一人の人間として描かれ、その姿は視聴者に強く印象づけられています。
錦えもんの軌跡:おでんとの出会いから討ち入りまで
錦えもんの人生は、光月おでんとの出会いによって大きく変わりました。
元々はチンピラとして都で生きていた彼が、どのようにしておでんの家臣となり、ワノ国を守る侍となったのか、その軌跡を辿ります。
花の都のチンピラだった錦えもん
若き日の錦えもんは、花の都で借金を抱えたチンピラとして生活していました。
彼はギャンブルに溺れ、幼馴染の鶴女やヒョウ五郎一家から金を盗んでは使い果たす、そんな荒んだ日々を送っていました。
借金の額が増えるにつれ、彼の生活はますます荒れたものになり、都の中で問題を起こすことも少なくありませんでした。
しかし、腕っぷしの強さだけは人一倍で、周囲からも一目置かれる存在でした。
その強さは単なる喧嘩の腕だけではなく、逆境に立ち向かう不屈の精神力でもありました。
錦えもんの名は、次第に都のあちこちで知られるようになり、彼の存在は恐れと尊敬の入り混じった目で見られるようになっていきました。
彼の強さは自分のためだけでなく、時折仲間を守るためにも発揮され、その点でも彼は周囲の人々から一目置かれる存在だったのです。
山の神事件とおでんとの出会い
錦えもんの人生を大きく変えたのは、「山の神事件」でした。
白猪を強奪しようとしたことで山神が都を襲うという大混乱を引き起こし、その責任を感じていた彼の前に現れたのが光月おでんでした。
おでんは一人で山神を退治し、その勇敢な姿に錦えもんは深く感銘を受けます。
この出来事は、彼にとって単なる出会いではなく、自分自身の在り方を根本から見直すきっかけとなりました。
おでんの強さだけでなく、困っている人々を守るその姿勢に心を動かされた錦えもんは、これまでの自分の生き方に疑問を持ち始めました。
そして、その決断は彼の人生を劇的に変えるものでした。
おでんに仕えることを決意した錦えもんは、初めて誰かのために生きる道を選びました。
この出会いが、錦えもんがおでんに仕える決意をするきっかけとなり、彼の人生は大きな転機を迎えることになったのです。
おでんの言葉や行動を通じて、錦えもんは侍としての誇りや責任感を学び、これまでとは全く異なる人生を歩み始めることになりました。
九里の復興と家臣の誓い
その後、錦えもんはおでんと共に九里の復興に力を尽くします。
当時、九里は無法地帯であり、アシュラ童子一味が支配していましたが、おでんの力によって九里は平和な地へと生まれ変わります。
この過程で、錦えもんは他の仲間たちと共におでんの家臣となり、「九里を守る侍」としての道を歩み始めました。
彼はおでんの指導のもと、ただの力自慢から、正義と誇りを持った侍へと成長していきました。
また、九里の復興には多くの困難があり、飢饉や盗賊の襲撃、外部からの圧力など様々な問題に直面しましたが、その都度錦えもんは仲間たちと共に力を合わせて乗り越えていきました。
この経験を通して、彼は仲間との絆の大切さや、侍としての責任感を深く学びます。
九里の人々からも徐々に信頼を得ていき、錦えもんは次第に「九里を守るために生まれ変わった侍」として認識されるようになりました。
彼の成長と共に、九里の復興は着実に進み、かつての無法地帯は秩序ある平和な場所へと変貌を遂げていきます。
このようにして、錦えもんは九里の守護者としての地位を確立し、おでんに対する忠誠を貫きながら、侍としての道を歩み続けていったのです。
おでんの国外冒険と九里の守護
おでんが白ひげ海賊団と共に国外へ旅立った際、錦えもんたちは九里を守る役目を担います。
大名不在の中、彼らは民衆と協力して九里を治め、おでんの帰還を待ち続けました。
この間、九里の治安を維持するために様々な問題に対処し、民衆との信頼関係を築いていきました。
盗賊の襲撃や飢餓など、数々の困難に直面しながらも、錦えもんたちは決して諦めることなく、住民たちと共に困難を乗り越えていきました。
この間にオロチが台頭し、ワノ国は徐々に悪政に苦しむことになりますが、錦えもんたちは希望を捨てず、九里を守り抜こうと奮闘しました。
おでんの帰還を信じ、未来に向けた希望を捨てることなく、九里の民たちを支え続ける錦えもんたちの姿勢は、民衆にとっても大きな支えとなっていました。
彼らの努力と覚悟は、単に九里を守るだけでなく、ワノ国全体にとっての希望の象徴でもあったのです。
おでんとの最後の戦いと討ち入り計画
20年前、おでんがワノ国に帰還した時、錦えもんたちは共にオロチとカイドウを討つことを決意します。
しかし、おでんは黒炭ひぐらしの策略にはまり、釜茹で刑に処されてしまいます。
その最期の瞬間まで、錦えもんたちはおでんを支え続け、彼の痛みと苦しみを共に分かち合いました。
おでんが釜の中で仲間たちを守るために立ち続ける姿に、錦えもんたちは涙を流しながらも、その勇姿を胸に刻みました。
そして、おでんの遺志を継ぎ、20年後に再びワノ国を取り戻すため、カイドウに立ち向かう「討ち入り計画」を実行するのです。
この討ち入り計画は、彼らにとって単なる復讐ではなく、おでんが愛したワノ国とその未来を守るための戦いであり、過酷な道のりであっても決して諦めることはありませんでした。
錦えもんたちは、おでんの意志と共に立ち上がり、仲間たちと力を合わせてワノ国の未来のために命を賭けて戦い抜くことを決意したのです。
錦えもんの死亡シーンは何話?カイドウにやられたまとめ
- 錦えもんの死亡シーンは第1015話に描かれている
- カイドウとの激戦で錦えもんは致命的な攻撃を受けた
- 錦えもんはモモの助を守るために最後まで戦った
- カイドウの金棒で打たれ、その後刀で突き刺された
- 第1030話で錦えもんの生存が確認される
- ローの能力により体が完全にくっついていなかったため生存した
- 下半身だけで仲間を助けるために奔走したシーンがある
- ワノ国編の後、仲間たちを弔うためにお堂を建てることを提案
- 戦いの後、お鶴と再会し平和な時間を過ごした
- 錦えもんは最後までワノ国のために戦い続けた侍である