「ワンピース」に登場する黒ひげ海賊団一番船船長ジーザス・バージェス。巨大な体躯を持つ彼は、”チャンピオン”の異名を掲げ、強烈な肉弾戦を得意とするファイターです。
しかし、ドレスローザでの敗北や懸賞金の低さから「弱いのでは?」と疑問を持つ読者も多いかもしれません。
では、実際に彼はどれほどの実力を持っているのでしょうか?
悪魔の実「リキリキの実」の能力を得たことで、どれほどの強さを誇るのか。
そして、彼の戦績や活躍を振り返りながら、懸賞金の評価や死亡説についても深掘りしていきます。
本記事では、ジーザス・バージェスの基本情報から戦闘スタイル、悪魔の実の能力、さらには彼の今後の可能性まで徹底考察。
黒ひげ海賊団の重要人物である彼の本当の魅力に迫ります。
ジーザス・バージェスとは?
本名 | ジーザス・バージェス |
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異名 | チャンピオン |
年齢 | 27歳→29歳 |
身長 | 355cm |
懸賞金 | 2000万ベリー(頂上戦争時) |
所属 | 黒ひげ海賊団一番船船長兼操舵手 |
所属船 | サーベル オブ ジーベック号 |
悪魔の実 | リキリキの実 (超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 12月25日 (クリスマス→イエスキリスト→ジーザス) |
星座 | やぎ座 |
血液型 | F型 |
ジーザス・バージェスは、黒ひげ海賊団の幹部であり、一番船の船長兼操舵手を務めるキャラクターです。
彼の外見は非常に特徴的で、顔には覆面をつけ、腰には誇らしげにチャンピオンベルトを巻いています。
このベルトの由来は不明ですが、彼が「格闘チャンピオン」を自称していることから、何らかの大会で優勝したか、あるいは単なる自己アピールのために着用している可能性が考えられます。
また、彼の戦闘スタイルもレスラーを彷彿とさせるもので、強烈なエルボーやラリアットを駆使した肉弾戦を得意としています。
黒ひげ海賊団の中でも特に戦闘を好む性格をしており、戦いの場では豪快に笑いながら敵を圧倒しようとする姿が目立ちます。
目立ちたがりで好戦的な性格
ジーザス・バージェスは、戦いの場ではとにかく目立つことを好み、自分の強さを誇示することにこだわります。
彼は無関係の者を巻き込むことも気にせず、戦闘中は常に大声を上げて自身の存在をアピールし続けます。
ジャヤ編での初登場時には、モックタウンで何の理由もなく乱闘を繰り広げ、周囲の住民を巻き込む騒動を起こしていました。
また、コリーダコロシアムでは、観客に向かって拳を掲げたり、勝利を誇るかのように雄叫びを上げたりするなど、戦いの最中でもとにかく目立とうとする姿が印象的でした。
その一方で、彼は単なる力任せの戦闘狂ではなく、戦局を冷静に見極める一面も持っています。
例えば、ドレスローザ編ではサボに敗れた直後、満身創痍の状態にも関わらず、革命軍の船に潜伏し、彼らの本拠地を突き止めるという策略を成功させました。
これは、彼がしぶとく生き延びることに長けているだけでなく、情報収集や奇襲といった戦略的な動きもこなせることを示しています。
また、彼は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)に対する忠誠心が非常に高く、ティーチの命令には素直に従う姿勢を見せています。
ティーチが四皇と呼ばれるようになった後も、バージェスは彼のことを一貫して「船長」と呼び続けており、これは黒ひげを純粋に尊敬している証拠だと考えられます。
ジーザス・バージェスの初登場とその後の活躍
ジーザス・バージェスの初登場は、ジャヤ編(単行本24巻・第222話)です。
この時点ではまだ名も知られておらず、黒ひげ海賊団の一員として、ジャヤの町で無法者たちと乱闘を繰り広げていました。
当時は特に目立った活躍をすることはありませんでしたが、ドレスローザ編に入ると、彼の存在感が一気に増していきます。
ドレスローザでは、メラメラの実を巡るコリーダコロシアムの戦いに参戦し、Aブロックを圧倒的な力で勝ち抜きました。
しかし、決勝戦でサボと対峙し、結果的に完敗を喫してしまいます。
この敗北により、「ジーザス・バージェスは実はそれほど強くないのではないか?」という疑問を持つ読者もいました。
しかし、彼の活躍はその後も続きます。
ドレスローザの戦いが終わった後、バージェスは負傷した状態で革命軍の船底にしがみつき、彼らの本拠地バルディゴまで移動することに成功しました。
そして、黒ひげ海賊団の仲間であるラフィットやシリュウに連絡を取り、バルディゴの位置を伝えます。
これによって黒ひげ海賊団は革命軍の拠点を襲撃することが可能となり、結果的に革命軍は拠点を放棄せざるを得ない状況に追い込まれました。
この行動からもわかるように、バージェスは単なる力任せの戦士ではなく、戦況を読んで冷静に行動することができる人物です。
さらに、ワノ国編後には「リキリキの実」の能力を得たことが判明しました。
これにより、彼のもともとの怪力がさらに強化され、建物を軽々と持ち上げるどころか、山を持ち上げるほどの力を手に入れています。
この能力を手にしたことで、今後の戦いではさらに重要な役割を果たすことになるでしょう。
黒ひげ海賊団が世界政府や他の四皇と衝突する展開が描かれるなら、バージェスの戦闘シーンも増えていく可能性が高いです。
彼が今後どのような活躍を見せるのか、また「リキリキの実」を使った新たな技を披露するのか、今後の展開に期待が集まります。
ジーザス・バージェスの懸賞金は?
ジーザス・バージェスの懸賞金は、頂上戦争時点でわずか2000万ベリーでした。
この額は、四皇の幹部としては異例の低さであり、多くの読者にとって意外に感じられる数字かもしれません。
なぜなら、四皇クラスの海賊団において、一番船の船長を務める幹部であれば、億単位の懸賞金がついていてもおかしくないからです。
例えば、カイドウの百獣海賊団では、飛び六胞や大看板の懸賞金は軒並み3億ベリー以上であり、ビッグ・マム海賊団の幹部たちもそれに匹敵する懸賞金を持っています。
しかし、バージェスの懸賞金が低かった理由はいくつか考えられます。
まず、頂上戦争以前の彼の知名度が低かったことが挙げられます。
黒ひげ海賊団は、バナロ島でポートガス・D・エースを倒したことで注目を浴びましたが、それ以前は海軍や世界政府から大きな脅威と見なされていませんでした。
また、バージェス自身が、戦績を上げていたわけではなく、海軍にとって優先的に討伐すべき危険人物とは見なされていなかった可能性もあります。
加えて、黒ひげ海賊団は頂上戦争の終盤に突如として参戦し、エドワード・ニューゲート(白ひげ)の能力を奪うという衝撃的な事件を起こしました。
ですが、バージェス自身が前線で活躍したわけではなく、彼個人の脅威度はそこまで高く評価されなかったと考えられます。
黒ひげ海賊団の台頭とバージェスの評価の変化
頂上戦争後、黒ひげ海賊団は新世界へと進出し、海賊島「ハチノス」を拠点に、他の海賊団を吸収しながら勢力を拡大していきました。
この間に、バージェスの実力も向上し、彼はドレスローザ編での戦いに参加します。
ドレスローザでは、メラメラの実をかけた闘技大会に出場し、Aブロックを圧倒的な力で制しました。
しかし、決勝では革命軍のNo.2であるサボと対峙し、完敗を喫してしまいます。
この敗北によって、「ジーザス・バージェスは実はそれほど強くないのでは?」という印象を持たれた読者も多いかもしれません。
しかし、その後の彼の行動が、彼の評価を大きく引き上げることになります。
バージェスは、ドレスローザでの敗北後、満身創痍の状態で革命軍の船に潜伏し、本拠地バルディゴの位置を突き止めるという偉業を成し遂げました。
この情報を黒ひげ海賊団に伝えたことにより、黒ひげ海賊団は革命軍の拠点を急襲し、大きな戦果を挙げることができました。
この一件は、バージェスの戦闘力以上に、彼のしぶとさと執念深さを示す出来事であり、海軍や世界政府にとっても無視できない存在になった瞬間だったと考えられます。
「リキリキの実」の能力を手に入れた影響
ワノ国編後、バージェスは新たに「リキリキの実」の能力者になったことが明かされました。
この能力は、彼のもともとの怪力をさらに強化し、常識を超えたパワーを手に入れるものです。
実際に、リキリキの実を手に入れたバージェスは、山一つを軽々と持ち上げるほどの力を発揮しています。
彼の戦闘スタイルはもともと肉弾戦が中心でしたが、悪魔の実の能力を得たことで、その攻撃力は飛躍的に向上したと考えられます。
また、黒ひげ海賊団が「能力者狩り」を行っていることが作中で示唆されており、バージェスがこの能力をどのようにして手に入れたのかも重要なポイントです。
黒ひげ海賊団が能力を奪う手段は未だに謎が多いですが、バージェスが「リキリキの実」の能力を得たということは、彼が直接そのプロセスに関わった可能性もあります。
これにより、バージェスの脅威度はさらに増し、今後の戦いにおいてより重要なポジションを占めることになるでしょう。
今後の懸賞金の上昇は確実
現在、ジーザス・バージェスの懸賞金額は公表されていませんが、新世界編以降は大幅な上昇が見込まれるでしょう。
その理由として、以下の点が挙げられます。
- 革命軍の本拠地を突き止めた功績がある
- リキリキの実の能力を手に入れ、戦闘力が飛躍的に向上した
- 黒ひげ海賊団の勢力拡大に伴い、バージェス自身の立場も重要になった
- 今後、世界政府や他の四皇と衝突する可能性が高く、戦場での活躍が増える
これらを考慮すると、バージェスの懸賞金は最低でも3億~5億ベリー程度には引き上げられる可能性が高いです。
また、黒ひげ海賊団のメンバーは全体的に懸賞金の公表が遅い傾向にあるため、正式な数値が発表されるのは、今後の展開次第といえるでしょう。
特に、黒ひげ海賊団がどの勢力と戦うことになるのかがポイントであり、もしルフィたち麦わらの一味と直接ぶつかるような展開があれば、その戦闘結果によって、さらに懸賞金が跳ね上がる可能性もあります。
悪魔の実の能力になった!?リキリキの実とは
ジーザス・バージェスは、ドレスローザ編までは悪魔の実を持たない生身の戦士として戦っていました。
しかし、ワノ国編後の展開で「リキリキの実(超人系)」の能力者になったことが判明しました。
この変化は、バージェスの戦闘スタイルに大きな影響を与え、彼のもともと持っていた強大な腕力がさらに強化される結果となりました。
もともと桁外れの怪力を持っていたバージェスは、2階建ての建物を軽々と持ち上げ、相手に投げつけるほどのパワーを発揮していました。
しかし、リキリキの実の能力を手に入れたことで、その怪力は常識を超えた領域にまで到達しました。
作中では、彼が山一つを持ち上げるほどのパワーを手に入れたことが明かされており、もはや「怪力」の域を超えた規格外の力を持つ戦士へと進化したと言えます。
バージェスはもともと肉弾戦を得意としていたため、この能力との相性は抜群です。
彼の得意技である「波動エルボー」や「不沈艦(ガレオン)ラリアット」も、リキリキの実の能力によってさらに破壊力を増していると考えられます。
もはや、彼の一撃をまともに受け止められるキャラクターはほとんどいないでしょう。
黒ひげ海賊団の「能力者狩り」とリキリキの実の入手経路
バージェスがリキリキの実をどのように入手したのかは、作中では明かされていません。
しかし、黒ひげ海賊団は「能力者狩り」と呼ばれる謎の手段を使い、他の能力者を殺害し、その能力を奪うことができることが示唆されています。
この能力者狩りの詳細は未だに不明ですが、頂上戦争の際に黒ひげが白ひげのグラグラの実の能力を奪ったシーンが、そのヒントになっている可能性があります。
当時、黒ひげは白ひげの遺体に黒い布をかぶせ、その後、グラグラの実の能力を発現させました。
これが黒ひげ海賊団独自の「能力者狩り」の方法である可能性が高く、バージェスもこの方法でリキリキの実を手に入れたのではないかと考えられます。
また、ドレスローザ編でのバージェスの言動も、彼が能力者狩りに関与している可能性を示唆しています。
彼は、ドレスローザでサボと戦った際、「俺が食うはずのメラメラの実をよくも!」と発言しています。
これは、バージェスがメラメラの実を奪い、自分が食べるつもりだったことを示しており、彼が黒ひげ海賊団の能力者狩りの一端を担っていることがわかります。
もし、バージェスがリキリキの実を得た経緯も同じであるならば、彼はある能力者を殺害し、その力を自分のものにした可能性が高いです。
この仮説が正しければ、バージェスが戦闘の中でリキリキの実の力を発揮するたびに、その能力の元の持ち主が誰なのかという新たな考察の余地が生まれることになります。
リキリキの実の能力の可能性
リキリキの実は、「怪力を極限まで強化する」能力を持っています。
しかし、この能力にはまだ未知の部分が多く、どこまでの力を発揮できるのかは明らかになっていません。
例えば、バージェスが持ち上げたとされる山はどの程度の大きさだったのか、また、その力は単に腕力だけなのか、それとも全身の筋力を強化するものなのか。
また、武装色の覇気と組み合わせることで、さらにどこまでの威力を発揮できるのかも、今後の描写次第です。
リキリキの実がどの程度の能力なのか、そしてバージェスがその能力をどこまで引き出せるのか。
今後の戦闘シーンで、彼がどれほどの強さを誇るのかが注目されるところです。
ジーザス・バージェスの強さと戦闘スタイル
ジーザス・バージェスの戦闘スタイルは、圧倒的な肉弾戦に特化しています。
彼は元々、驚異的な腕力と頑強な肉体を持ち、悪魔の実を持たずとも並の戦士を圧倒する力を持っていました。
さらに、ワノ国編後には「リキリキの実(超人系)」の能力を得たことで、その戦闘力は飛躍的に向上しました。
もともと怪力自慢だったバージェスが、リキリキの実の力でさらに強化されたことで、彼の攻撃力はもはや常識の範疇を超えています。
作中では山を軽々と持ち上げるほどのパワーを披露しており、純粋な腕力だけで見れば最強クラスのキャラクターとなりました。
そんな彼の戦い方は、プロレス技を彷彿とさせる豪快な攻撃が特徴です。
ドレスローザ編では、その戦闘スタイルが存分に発揮され、観客を巻き込むようなド派手な動きを見せました。
バージェスの代表的な技
バージェスの技の特徴は、怪力を活かした強烈な打撃技にあります。
彼の代表的な技には、以下のようなものがあります。
波動エルボー
武装色の覇気で右腕を硬化し、衝撃波を伴う強力なエルボーを繰り出します。
ドレスローザのコリーダコロシアムでは、この一撃によって闘魚を吹き飛ばし、観客席に巨大な風穴を開けるほどの威力を発揮しました。
不沈艦(ガレオン)ラリアット
衝撃波を伴う強力なラリアットで、複数の石造りの建物を一撃で吹き飛ばすほどの破壊力を誇ります。
この技はまさに彼の腕力の象徴であり、真正面から受け止めることができる相手はほぼ皆無でしょう。
チャンピオンスロー
巨大な建物や岩を軽々と持ち上げ、それを敵に向かって投げつけるという驚異的な怪力技です。
リキリキの実の能力を得た後は、さらに規模が拡大し、作中では山一つを持ち上げるという規格外のパワーを発揮しました。
速度とパワーの融合
バージェスの戦闘スタイルは、単なる力任せのものではなく、驚異的な脚力も兼ね備えています。
ドレスローザでは、数千メートルの高さの崖を助走なしで跳び降りるという驚異的な脚力を見せました。
着地の衝撃だけで地面を砕くほどの威力を持ち、その場にいた者たちを驚愕させています。
彼は接近戦において瞬時に距離を詰める能力も持っており、その怪力と合わせて敵に圧倒的なプレッシャーをかけることができます。
バージェスの戦闘スタイルの弱点
しかし、バージェスの戦闘スタイルには明確な弱点もあります。
それは、大振りな攻撃が多く、隙が生じやすいという点です。
一撃の破壊力は絶大ですが、スピード型の相手には攻撃を回避されやすく、その後の隙を狙われることが多いです。
実際にドレスローザ編では、バージェスは革命軍のサボに敗北しています。
サボの素早い動きと冷静な判断力の前に翻弄され、最後は**「火拳」によって一蹴される**形で決着がつきました。
また、バージェスは接近戦に特化しているため、遠距離攻撃には対応しにくいという弱点もあります。
さらに、彼は自らを誇示する挑発的な性格のため、相手に心理戦を仕掛けられると隙を突かれやすいです。
サボとの戦いでは、バージェスはエースを侮辱することでサボの冷静さを崩そうとしましたが、逆に怒りを買い、圧倒的な力の差を見せつけられる結果となりました。
バージェスの今後の戦闘力の進化
現在、バージェスはリキリキの実の能力を手に入れ、さらなる強化を遂げています。
以前は生身の肉体のみで戦っていましたが、悪魔の実の力を得たことで、戦闘の幅が大きく広がりました。
今後、黒ひげ海賊団が世界政府や他の四皇と本格的に戦う展開になれば、バージェスの戦闘シーンも増えていくことでしょう。
特に、彼がどこまでリキリキの実の能力を引き出せるのか、そしてそれが戦闘にどのような影響を与えるのかが注目されます。
彼の戦闘スタイルは、より破壊的な方向へと進化するのか、それとも新たな戦術を身につけるのか。
バージェスの今後の戦いに注目が集まります。
ジーザス・バージェスの活躍と名シーン
ジーザス・バージェスは、黒ひげ海賊団の幹部としてこれまでの物語で数々の戦いに関与し、四皇の一員としての実力と存在感を示してきました。
彼の活躍は、彼の成長や黒ひげ海賊団の戦略の変遷と密接に関係しており、物語が進むにつれてその影響力が増していることが分かります。
ここでは、バージェスが登場した主要なエピソードと、その名シーンを振り返ります。
ジャヤ編:無法者が集うモックタウンでの暴れっぷり
バージェスが初めて登場したのは、ジャヤ編(単行本24巻・第222話)でした。
このとき彼は、無法者が集う町モックタウンで、黒ひげ海賊団の一員として登場しました。
モックタウンは、「力が全てを決める」という価値観が支配する町であり、バージェスのような好戦的な性格の者にとってはまさに「暴れるには最適な場所」でした。
彼は町中で乱闘を繰り広げ、素手で複数のならず者を軽々と投げ飛ばし、圧倒的な腕力を見せつけます。
このときの彼はまだ「チャンピオン」としての名は広まっておらず、黒ひげ海賊団も海軍から大きな注目を浴びる存在ではありませんでした。
しかし、後にバージェスが四皇の幹部として知られるようになると、この乱闘も彼の強さを示す最初の伏線として意味を持つことになります。
頂上戦争編:白ひげ海賊団との決戦と能力者狩り
バージェスが本格的に戦闘の場に姿を現したのは、**頂上戦争編(マリンフォード編)**です。
この戦いでは、黒ひげ海賊団は戦場の終盤に突如として現れ、戦いで疲弊しきった白ひげを襲撃しました。
バージェスも白ひげへの集団攻撃に加わり、黒ひげが「グラグラの実」の能力を奪う瞬間に立ち会っています。
このとき、バージェス自身は目立った戦闘シーンはありませんでしたが、後に黒ひげ海賊団が行う「能力者狩り」という行為の前兆となる重要な場面に関与していたことになります。
この頂上戦争を機に、黒ひげ海賊団は一気に勢力を拡大し、バージェスもまたその一員として世界的な注目を集める存在となっていきました。
ドレスローザ編:メラメラの実を賭けた闘技大会とサボとの因縁
バージェスの名シーンの中でも、特に印象的なのがドレスローザ編の闘技大会です。
ドフラミンゴ主催のコリーダコロシアムにおいて、バージェスはメラメラの実を手に入れるために出場しました。
彼はAブロックで圧倒的な強さを見せつけ、一撃で多くの参加者を吹き飛ばしながら優勝。
その怪力と破壊力は、まさに「チャンピオン」の異名にふさわしいものでした。
しかし、決勝戦では、メラメラの実を手に入れるために参加していた革命軍のNo.2、サボと激突。
この戦いで、バージェスはサボの「竜爪拳」に圧倒され、右腕の防具を破壊された上に、リングを破壊される形で場外負けを喫しました。
その後、メラメラの実を手にしたサボに再び挑みますが、「火拳」によって敗北。
結果的に、彼の目論見は完全に打ち砕かれました。
しかし、バージェスは敗北後も諦めず、満身創痍の状態で革命軍の船底に忍び込み、本拠地バルディゴの位置を突き止めるという偉業を達成します。
この情報を黒ひげ海賊団に伝えたことで、黒ひげたちは革命軍の拠点を急襲し、バルディゴを壊滅状態に陥れるという大事件を引き起こしました。
この一連の流れからも分かるように、バージェスは単なる脳筋キャラではなく、執念深さや戦略的な思考を持ち合わせた人物であることが分かります。
ワノ国編後:リキリキの実を手に入れ、ハートの海賊団との戦いへ
ワノ国編終了後、バージェスは新たに「リキリキの実」の能力者になったことが判明しました。
この能力を手にしたことで、彼の戦闘力はさらに増し、もはや「怪力」という言葉では収まりきらないほどの規格外の力を持つに至りました。
実際に、作中では山を軽々と持ち上げる描写があり、その圧倒的なパワーを見せつけています。
この強化されたバージェスは、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団との戦いに参加。
黒ひげ海賊団は、ローの持つ「オペオペの実」を狙い、ハートの海賊団を襲撃しました。
この戦いでバージェスがどこまで活躍したのかはまだ明かされていませんが、彼の新たな力が戦闘において大きな影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
今後のバージェスの活躍に期待
バージェスは、四皇「黒ひげ」ティーチの一番船船長として、今後の戦いでも重要な役割を果たすことが予想されます。
特に、黒ひげ海賊団が今後どの勢力と戦うのかによって、彼の見せ場も変わってくるでしょう。
もし、ルフィたち麦わらの一味や、革命軍と再び激突することになれば、サボとのリベンジマッチが描かれる可能性もあります。
また、黒ひげ海賊団は「能力者狩り」を続けており、今後もさらなる強力な悪魔の実を狙うことが予想されます。
バージェスがこの流れの中でどのように活躍するのか、そしてその戦闘力がどこまで進化するのか、注目が集まります。
彼の豪快な戦闘スタイルと、黒ひげ海賊団の戦略的な動きがどのように絡み合っていくのか、今後の展開が楽しみです。
ジーザス・バージェスの声優・稲田徹とは
ジーザス・バージェスの声を担当するのは、**稲田徹(いなだてつ)**さんです。
彼の特徴的な低音で威圧感のある声は、バージェスの豪快で荒々しい性格と見事にマッチしており、多くのファンから高く評価されています。
また、稲田さんはバージェスに限らず、さまざまなアニメやゲームでパワー系のキャラクターを数多く演じてきました。
そのため、バージェスのような豪快な戦士の役柄を演じることは、彼にとってまさに適任だったといえるでしょう。
稲田徹とはどんな声優?

稲田徹さんは、1972年7月1日生まれ、東京都八王子市出身の声優です。
1994年から声優活動を開始し、青二プロダクションに所属しています。
長年にわたって数多くのアニメ作品で活躍し、その力強く重厚な声質を活かして、頼れるリーダーキャラや怪力キャラクター、さらには渋い中年の役まで幅広く演じています。
身長184cmという実際の体格も大柄であり、その見た目からも「強そうなキャラクターを演じるのにぴったり」と言われることが多いです。
また、稲田さん自身がプロレスファンであることも有名であり、その熱いプロレス愛がバージェスの演技にも活かされているのは間違いありません。
稲田徹の代表的な出演作品
稲田徹さんは、バージェス以外にもさまざまなアニメ作品に出演しています。
中でも特に有名な役柄を挙げると、以下のようになります。
『BLEACH』狛村左陣(こまむらさじん)
護廷十三隊の七番隊隊長であり、巨大な狼のような姿をしたキャラクター。
低音の渋い声で、武士道精神に満ちた冷静沈着な隊長の雰囲気を見事に表現しました。
バージェスのような豪快なキャラとは異なり、落ち着いた威厳のある演技が光ります。
『∀ガンダム』ハリー・オード
「金色の軍服」がトレードマークのクールな軍人で、主人公ロラン・セアックを陰ながら支えるキャラクター。
理知的で冷静な性格ですが、戦闘では容赦ない実力を発揮します。
バージェスのような荒々しいキャラとは対照的ですが、稲田さんの低音ボイスの魅力が存分に活かされた役です。
『キルラキル』蟇郡苛(がまごおりいら)
「本能字学園」の風紀部委員長であり、屈強な体格と豪快な性格を持つキャラクター。
バージェスに通じるものがある豪放磊落な性格で、戦闘時には絶叫しながら技を繰り出すなど、エネルギッシュな演技が印象的でした。
『SSSS.GRIDMAN』アレクシス・ケリヴ
敵キャラクターとして登場する謎の存在で、冷酷かつ知的な雰囲気を持つ役柄。
バージェスとは異なり、こちらは淡々と話すキャラクターですが、稲田さんの重厚な低音が不気味な雰囲気を際立たせていました。
バージェスと稲田徹の相性
バージェスは、黒ひげ海賊団の一員として数々の戦いに挑む豪快で戦闘狂のキャラクターです。
その戦い方はまるでプロレスラーのようであり、覆面、チャンピオンベルト、豪快なラリアットなど、まさにリングの上のファイターを思わせるスタイルを持っています。
こうしたキャラを演じるにあたって、稲田さんの持つ力強い低音ボイスと、プロレスに対する深い知識が存分に発揮されました。
特に、バージェスが勝利を確信したときに発する「ウィーッハハハ!」という豪快な笑い声は、稲田さんならではの迫力が感じられる名演技です。
また、ドレスローザ編でのサボとの戦いでは、エースの名を侮辱しながらサボを挑発するシーンがありましたが、この場面でも稲田さんの演技によってバージェスの狡猾さや傲慢さが際立っていました。
こうした演技の細やかな表現力は、長年培ってきた稲田さんの経験と実力によるものでしょう。
黒ひげ海賊団のメンバー一覧
提督|マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)
かつては白ひげ海賊団の一員だったが、「ヤミヤミの実」を手に入れるために仲間を殺し、脱退。
その後、マリンフォード頂上戦争の混乱に乗じて白ひげの能力「グラグラの実」を奪取し、二つの悪魔の実を操る史上初の存在となった。
野心家であり、計画的な策略家。
世界政府をも凌駕する勢力を築き上げるべく、危険な猛者たちを次々と仲間に引き入れている。
彼の戦闘スタイルは独特で、悪魔の実の力に依存しつつも生まれ持ったタフさと戦略眼で相手を圧倒する。
黒ひげはDの意志を持つ者の一人であり、その存在自体が世界の秩序を揺るがしている。
1番船船長|ジーザス・バージェス(チャンピオン)
黒ひげ海賊団の初期メンバーであり、船団の第一番船船長を務める。
怪力無双の肉体派であり、己の拳のみで相手を打ち砕くほどのパワーを誇る。
彼は戦場を熱狂する格闘技の舞台と捉えており、戦うこと自体を楽しんでいる。
ドレスローザ編では革命軍の基地を探り、サボと対峙するも敗北。
その後、「リキリキの実」を手に入れ、超人的な怪力を得たことでさらなる脅威となった。
彼の戦闘スタイルは、巨岩をも砕く強烈な打撃に加え、体術を駆使して相手を圧倒するものだ。
2番船船長|シリュウ(雨のシリュウ)
元インペルダウンの看守長であり、かつてはその冷酷な性格ゆえに投獄されていた。
しかし黒ひげによって解放され、今や二番船船長として忠誠を誓う。
彼は黒ひげ海賊団内でも随一の剣士であり、その剣の腕前は伝説級ともいわれる。
「スケスケの実」の能力者となり、透明化を駆使して暗殺を行う。
彼の無慈悲な戦闘スタイルは、相手の視界から消え、一瞬で命を奪うというもの。
かつてのインペルダウン時代から恐れられていた男が、悪魔の実の力を手にしたことで、さらに危険な存在となった。
3番船船長|ヴァン・オーガー(音越)
黒ひげ海賊団の狙撃手であり、超人的な射撃精度を誇る。
どんな距離からでも標的を撃ち抜く「音越」の異名を持つ。
彼の冷静沈着な性格は、狙撃手としての資質にぴったりであり、一撃必殺の精密な射撃を可能にしている。
ワノ国編以降、「ワプワプの実」の能力者となり、瞬間移動を駆使した狙撃戦を展開する。
これにより、狙撃手としての脅威がさらに増し、戦場全体を自在に移動しながら遠距離からの攻撃を仕掛けることが可能になった。
4番船船長|アバロ・ピサロ(悪政王)
元インペルダウンLEVEL6の囚人であり、「悪政王」の異名を持つ極悪人。
かつては王として君臨していたが、悪政の果てに国を追放された過去を持つ。
彼は野心家であり、黒ひげ海賊団内でも権力を求める傾向が強い。
「シマシマの実」の能力者であり、島全体を意のままに操ることが可能。
これにより、戦場をまるごと支配し、地形そのものを武器として利用する。
5番船船長|ラフィット(鬼保安官)
ラフィットは元西の海の保安官でありながら、その冷酷な性格と残虐な手段から「鬼保安官」と恐れられた。
彼の経歴は謎に包まれているが、海軍の秩序を乱す行動が原因で保安官の座を追われた可能性が高い。
その後、黒ひげ海賊団に加入し、船の操舵手としての役割を担うとともに、敵を翻弄する戦略家として暗躍する。
彼の最大の特徴は催眠術であり、言葉や視線を利用して敵を操ることができる。
この能力を用いてマリンフォード戦争では海軍元帥センゴクの目の前で黒ひげを王下七武海に推薦するなど、計算された立ち回りを見せた。
優雅な態度を崩さず、柔らかい物腰の裏には残忍な本性が隠されており、黒ひげ海賊団の中でも最も謎めいた人物の一人といえる。
6番船船長|カタリーナ・デボン(若月狩り)
黒ひげ海賊団唯一の女性幹部であり、「若月狩り」の異名を持つ凶悪な犯罪者。
インペルダウンLEVEL6に収監されていたほどの極悪人であり、かつては美しい女性だけを狙い殺害していたという異常な趣向を持つ。
残忍な性格は現在も変わらず、戦場においても敵を嬲ることを楽しむ傾向がある。
彼女は「イヌイヌの実 モデル:九尾の狐」を食べた能力者であり、変身能力を駆使して相手を欺くことが得意だ。
この力により、黒ひげ海賊団のスパイ活動や策略戦において重要な役割を果たしている。
ワノ国編では、その能力を使って潜入や敵の撹乱を行った可能性もある。
彼女の性格は冷酷無比であり、仲間でさえも信用していないように見えるが、黒ひげへの忠誠は揺るがない。
その異常な嗜好と能力の組み合わせにより、黒ひげ海賊団の中でも特に危険な存在として知られている。
7番船船長|サンファン・ウルフ(巨大戦艦)
サンファン・ウルフは、インペルダウンLEVEL6から解放された巨人族であり、「巨大戦艦」と呼ばれるほどの規格外の巨体を誇る。
普通の巨人族よりもさらに巨大であり、海に浮かぶだけでその存在が脅威となるほどだ。
彼は普段はおっとりとした印象を与えるが、その戦闘能力は非常に高く、一度暴れ出せば手がつけられない。
「デカデカの実」の能力者であり、すでに巨大な体をさらに巨大化させることができる。
この能力により、彼の攻撃範囲は広大となり、都市をも破壊できるほどの威力を誇る。
戦場においてはまさに圧倒的な存在感を放ち、黒ひげ海賊団の大規模戦闘において要となる存在だ。
しかし、巨体ゆえに水に浸かるリスクが大きく、能力者であるがゆえに海への耐性が低いことが弱点といえる。
8番船船長|バスコ・ショット(大酒のバスコ・ショット)

引用 ワンピース公式サイト
バスコ・ショットは、LEVEL6の囚人の一人であり、常に酒を飲み続けている狂人である。
「大酒のバスコ・ショット」という異名の通り、常に酔っているような状態であり、まともな会話すらままならないことが多い。
しかし、その戦闘能力は極めて高く、暴れ出した時の破壊力は計り知れない。
彼は「グツグツの実」の能力者となり、溶岩を操る力を得た。
これにより、戦闘では周囲を焼き尽くす猛攻を仕掛けることが可能となった。
酔っ払いながらも本能的な動きで敵を翻弄し、強大なパワーと炎を駆使して圧倒するスタイルを持つ。
彼の気まぐれな行動は時に仲間にとっても厄介なものとなるが、黒ひげはその凶暴性を買い、彼を海賊団の主力メンバーとして重用している。
9番船船長|ドクQ(死神)
ドクQは黒ひげ海賊団の船医でありながら、医者とは思えないほど異様な雰囲気を持つ。
彼は常に病弱な体を引きずり、死神のような風貌をしているが、その外見とは裏腹に恐るべき毒使いである。
彼は「シクシクの実」の能力者として相手に病を植え付けることができ、その能力を使って戦場全体に混乱をもたらすことが可能だ。
さらに、彼の相棒である馬のストロンガーも同様に病弱でありながら、ドクQの指示によって意外なほどの俊敏な動きを見せることがある。
ドクQの戦闘スタイルは、相手を直接攻撃するのではなく、病気や毒を撒き散らし、戦況を支配するというものだ。
彼の存在は、敵にとっては見えない脅威となり、じわじわと戦力を削る役割を担っている。
10番船船長|クザン(青キジ)
クザンは元海軍大将であり、世界政府の最高戦力の一角を担っていた。
しかし、赤犬ことサカズキとの決闘に敗れた後、政府を離反し、黒ひげ海賊団に加入した。
彼がなぜ黒ひげの仲間になったのか、その真意は未だに不明である。
彼は「ヒエヒエの実」の能力者であり、極低温の氷を操ることで、広範囲の敵を瞬時に凍結させることが可能だ。
かつてはルフィや白ひげ海賊団とも対峙し、その実力を見せつけた。
現在、黒ひげ海賊団に属しているが、彼の目的は単なる忠誠ではなく、より大きな計画の一部である可能性がある。
黒ひげの目的を知りながらも、彼の野望に加担しているのか、それとも裏で何かを企んでいるのか、その動向は世界中の海賊や海軍の注目を集めている。
ジーザス・バージェスとは?まとめ
- 黒ひげ海賊団一番船船長兼操舵手
- 懸賞金は頂上戦争時点で2000万ベリー
- 悪魔の実「リキリキの実」の能力者
- 圧倒的な怪力を持つパワーファイター
- ドレスローザでサボに敗北
- 革命軍の拠点を突き止めた功績あり
- 黒ひげに対する忠誠心が高い
- 声優は稲田徹
- 今後の物語でさらなる活躍が期待されるキャラクター
参考にしたブログ、youtube