黒ひげ海賊団の幹部といえば、クザンやシリュウ、バージェスのような強力な戦闘員を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、そんな中で異質な存在感を放つのがラフィットです。
彼は黒ひげ海賊団の五番船船長であり、航海士としても活躍しています。
ラフィットの最大の特徴は、他の幹部と比べて登場回数が極端に少なく、その実態がほとんど明かされていないことです。
ワンピースのストーリーが第1111話を迎えているにもかかわらず、彼が登場したのはわずか16話程度しかありません。
しかし、だからといってモブキャラクターというわけではありません。
ラフィットは黒ひげ海賊団の参謀として重要なポジションを担っており、ビブルカードでもその役割が明言されています。
彼の冷静かつ計算高い振る舞いは、黒ひげの野望を実現するために不可欠な要素の一つと言えるでしょう。
そんなラフィットの謎に包まれた能力や、彼の過去、黒ひげとの関係性、そして最終的にどんな目的を持っているのかについて詳しく考察していきます。
黒ひげ海賊団 ラフィット|プロフィール
本名 | ラフィット |
---|---|
異名 | 鬼保安官 |
年齢 | 39歳→41歳 |
身長 | 340cm |
懸賞金 | 4220万ベリー (頂上戦争時) |
所属 | 黒ひげ海賊団五番船船長兼航海士 |
所属船 | サーベル オブ ジーベック号 |
悪魔の実 | 名称不明 |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 3月13日(催眠=313) |
星座 | うお座 |
血液型 | X型 |
ラフィットの能力と強さ|悪魔の実・催眠術の秘密を考察
ラフィットは黒ひげ海賊団の五番船船長でありながら、戦闘シーンがほとんど描かれていません。
そのため、彼の実力がどの程度なのかを正確に測ることは難しいですが、これまでの登場シーンを分析すると、彼は単なる航海士ではなく、潜入工作や暗躍を得意とする戦士であることが浮かび上がります。
特に、聖地マリージョアに単独潜入したエピソードや、頂上戦争時に催眠術で海軍のシステムを操作した場面から、戦闘そのものよりも諜報活動や心理戦に特化した人物であることがわかります。
彼の能力は、純粋な武力ではなく、敵に気づかれずに接近し、確実に仕留めることに特化している可能性が高いです。
それでは、彼の持つとされる悪魔の実の能力、そしてもう一つの重要なスキルである催眠術について、詳しく考察していきます。
悪魔の実の能力:トリトリの実 モデル フクロウの可能性
ラフィットが悪魔の実の能力者であることは、第542話で明確に示されています。
このエピソードでは、インペルダウン襲撃時に彼が腕を翼に変えて浮遊する姿が描かれています。
これは飛行能力を持つ動物系(ゾオン系)の能力であることを示しており、少なくとも「トリトリの実」のような鳥型の能力者である可能性が非常に高いです。
では、彼が変身する鳥のモデルは何なのでしょうか。
ここで注目したいのが、ラフィットの持つ隠密性と静音性です。
作中でラフィットは、マリージョアのような厳重な警備をかいくぐるほどの隠密行動を得意としています。
これは、単に悪魔の実の能力によるものではなく、彼が持つ鳥の特徴と一致していると考えられます。
静かに飛ぶことができる鳥の代表格として挙げられるのがフクロウです。
フクロウは、特殊な羽毛構造により、羽ばたきの際に音をほとんど立てません。
この特性により、獲物に気づかれることなく接近し、確実に仕留めることができます。
また、ラフィットの笑い方「ホホホ」という特徴的なセリフも、フクロウの鳴き声「ホウホウ」に似ています。
ワンピースの世界では、悪魔の実の能力者の特徴が笑い方に反映されることが多いため、**「トリトリの実 モデル フクロウ」**である可能性は非常に高いでしょう。
フクロウの能力を持つことで、ラフィットは以下のような特性を得ていると考えられます。
- 静かに飛行することで、敵に気づかれず接近できる
- 夜間でも視界が良く、暗闇での戦闘に長けている
- 俊敏な動きで相手の攻撃をかわし、急襲する戦闘スタイルを持つ
これらの特性は、彼が黒ひげ海賊団の中で「裏の仕事」を担当するスパイ的な立ち位置であることを強く示しています。
では、もう一つの彼の特殊能力である催眠術についても掘り下げてみましょう。
催眠術の謎|黒ひげ海賊団の影を操る工作員
ラフィットが催眠術を使えることは、頂上戦争時のエピソードで明らかになっています。
彼は、海軍本部の海兵に催眠をかけ、正義の門を開かせることに成功しました。
この行動は、黒ひげ海賊団がスムーズにマリンフォードへ侵入するための鍵となり、戦略的に非常に重要な役割を果たしました。
催眠術というスキルは、ワンピースの世界においてはそれほど一般的な能力ではありません。
作中では、CP9のフクロウが「音無しのフクロウ」と呼ばれており、静かに行動する性質が強調されていました。
ラフィットの催眠術は、悪魔の実の能力とは別に、彼自身が独自に身につけた技術である可能性が高いです。
ここで注目したいのが、仮面ライダーアマゾンに登場する「フクロウ獣人」の存在です。
このキャラクターは、催眠術を操る怪人であり、ラフィットの能力と共通する点が多いのです。
尾田栄一郎先生は、仮面ライダーシリーズに影響を受けていることを公言しているため、ラフィットの催眠術が「フクロウ獣人」からインスパイアされている可能性は十分に考えられます。
では、ラフィットの催眠術の具体的な効果について考察してみましょう。
1. 精神操作
ラフィットは、催眠術によって相手の意識を操り、自分の指示に従わせることができると考えられます。
頂上戦争では、戦意喪失や思考誘導を行い、海軍兵に「正義の門を開ける」という行動を取らせました。
これが可能であるなら、今後の戦いでも敵の行動をコントロールし、黒ひげ海賊団に有利な状況を作り出すことができるでしょう。
2. 視覚的催眠
催眠術は、視線や手の動きによって発動することが多いため、ラフィットも何らかの視覚的な仕掛けを持っているかもしれません。
例えば、彼のステッキや帽子の装飾が催眠を引き起こすアイテムである可能性も考えられます。
また、彼の動きがタップダンスを思わせることから、一定のリズムを刻むことで、相手の意識を操作する催眠術である可能性もあります。
ラフィットは黒ひげ海賊団の「影の参謀」
ラフィットの能力と強さを総合すると、彼は単なる航海士ではなく、黒ひげ海賊団の裏で動く参謀的な存在であることがわかります。
彼の悪魔の実が「トリトリの実 モデル フクロウ」である可能性が高く、催眠術を駆使して敵を操ることで、戦略的に黒ひげの野望を支えているのです。
黒ひげ海賊団は、今後のワンピースのストーリーにおいて、ルフィたちとの最大の敵となることが確実視されています。
その時、ラフィットがどのような形で立ちはだかるのか、彼の能力がどこまで明かされるのか、今後の展開に注目していきましょう。
ラフィットの過去とモデル|鬼保安官と実在の海賊
ラフィットはかつて西の海の保安官でした。
しかし、その肩書きとは裏腹に、彼は「度を超えた暴力」によって国を追放され、海賊となる道を選ぶことになります。
彼がどのようにして保安官の座に就いたのか、また、どの程度の暴力を振るったのかについては作中で明言されていませんが、「鬼保安官」という異名が彼の過去を強く物語っています。
保安官という立場でありながら、住民や犯罪者に対して必要以上に厳しい取り締まりを行い、時にはその権力を振るって相手を痛めつけていたのかもしれません。
あるいは、正義のためならば手段を選ばない性格が災いし、組織のルールすら無視して自らの裁きを下していた可能性もあります。
それが結果として政府や海軍にとっても目に余る存在となり、ついには彼の暴力的な行為を問題視した政府が追放処分を下したのでしょう。
この背景からも、ラフィットは単なる悪党ではなく、もともとは「秩序を守る側の人間」だったことがわかります。
これは、現在の黒ひげ海賊団の中での彼の立ち位置とも大きく関係しています。
彼はただの戦闘員ではなく、参謀として黒ひげの計画を支え、重要な局面で動く人物です。
この役割が、彼の過去の職業と深く結びついていることは間違いないでしょう。
さらに、保安官であったラフィットがどのようにして黒ひげと出会い、海賊となったのかについても興味深い部分です。
追放された後、すぐに黒ひげの元に辿り着いたのか、それとも何らかの経緯を経て海賊という生き方を選んだのか。
彼の物語の空白の部分には、多くの謎が隠されています。
鬼保安官という異名が示すもの
「鬼保安官」とは、まるで正義と悪が一体化したような矛盾した異名です。
「鬼」といえば、ワンピースの世界では一般的に残虐な存在や強力な戦士を指すことが多く、カイドウなどのキャラクターにも用いられています。
一方で、「保安官」は本来、秩序を守る側の存在です。
この二つが組み合わさることで、ラフィットが「保安官という立場を利用して暴力を振るう存在」だったことが示唆されます。
つまり、彼はかつて犯罪者を取り締まる側の人間でありながら、手段を選ばずに過激な制裁を加えていたのかもしれません。
「正義のための暴力」という考え方が、彼の価値観に染みついていたとすれば、黒ひげのような混沌とした世界観の持ち主に惹かれたのも納得できます。
黒ひげは、世界政府の秩序を嘲笑うように「自由」を掲げ、力を求める者を引き寄せる存在です。
ラフィットもまた、「本当の正義とは何か」「力を持つ者が秩序を作るべきなのか」という葛藤を持ち続けた結果、黒ひげの掲げる野望に共鳴し、海賊としての道を歩むことになったのではないでしょうか。
また、ラフィットが海賊となって以降、元々持っていた「制裁者」としての冷酷な一面が、より自由に発揮されるようになったのかもしれません。
その結果、黒ひげの組織の中でも、戦闘よりも計略を巡らせ、裏で動く立場を確立していったのでしょう。
こうした背景を踏まえると、ラフィットのキャラクターは単なる残忍な海賊ではなく、「正義と悪の境界線を行き来する存在」として描かれていると考えられます。
実在のモデル:海賊ジャン・ラフィット
ラフィットの名前の由来は、19世紀初頭に実在した海賊「ジャン・ラフィット」だと考えられています。
ジャン・ラフィットは、フランス出身の海賊でしたが、単なる略奪者ではなく、商人や兵士としての顔も持つ特殊な人物でした。
彼はアメリカ独立戦争において、義勇軍として政府側の戦いに参加し、一時的に「正義の味方」として扱われたこともありました。
しかし、その後は海賊として活動し、アメリカ政府をも裏切る行動を取りました。
このように、彼は**「国家のために戦った英雄でありながら、最終的には国家をも欺いた海賊」**という二面性を持っていました。
これは、ワンピースのラフィットのキャラクターとも非常に似ています。
彼もまた、かつては「正義の名の下に行動していた」人物でありながら、今では「悪の組織」とされる黒ひげ海賊団の重要な一員となっています。
さらに、ジャン・ラフィットは単独行動が多く、計略や交渉にも長けた人物でした。
彼のように、単に暴力を振るうだけではなく、知略を巡らせて行動するタイプの海賊だったことも、ワンピースのラフィットの性格と一致しています。
また、ジャン・ラフィットには「兄弟との絆」という重要な要素もあります。
彼は兄のピエール・ラフィットと共に海賊行為を行い、兄弟で商売を成り立たせる仕組みを作っていました。
この点も、ワンピースのラフィットが黒ひげに対して異常なまでの忠誠心を見せる理由の一つと考えられます。
彼がジャン・ラフィットをモデルにしているとするならば、黒ひげとは「ただの仲間」ではなく、彼にとって兄のような存在なのかもしれません。
ラフィットは正義と悪の間にいるキャラクター
ラフィットは、かつて保安官として秩序を守る側にいましたが、暴力性が災いし、追放されてしまいました。
彼の「鬼保安官」という異名は、正義と悪が入り混じった彼の性格を象徴するものです。
また、彼の名前のモデルであるジャン・ラフィットも、国家を救った英雄でありながら、最終的には海賊として国家を裏切った二面性のある存在でした。
このことから、ラフィットもまた、「どちら側にも完全には属さない」という独特のキャラクター性を持つと考えられます。
彼が黒ひげに忠誠を誓っている理由も、単なる上下関係ではなく、ジャン・ラフィットが兄と行動を共にしていたように、「家族のような関係性」を築いている可能性があります。
今後、ワンピースの物語が進むにつれて、彼の過去や本当の目的が明かされることになるでしょう。
ラフィットは、黒ひげ海賊団の中でも特に謎が多いキャラクターの一人です。
その正体がどこまで明かされるのか、これからの展開に注目したいところです。
ラフィットの忠誠心と目的|黒ひげへの信頼と真の狙い
黒ひげ海賊団は、もともと「裏切りが常識」という価値観を持つ集団として描かれています。
黒ひげ自身も「俺たちは仲良し軍団じゃねぇ」と発言しており、メンバー同士の信頼関係よりも、それぞれの「利害」が一致しているかどうかが、黒ひげ海賊団の結束の鍵となっています。
しかし、その中で唯一異質な存在がラフィットです。
彼は黒ひげを「提督」と呼び、敬意を持って接するだけでなく、彼の命令には絶対服従しているように見えます。
それは、他の幹部たちが自由に振る舞う中でも際立っています。
たとえば、シリュウは自分の判断で行動し、バージェスは黒ひげの命令を受けるものの独断で先走ることが多いです。
一方、ラフィットは決して黒ひげの意向に逆らうことなく、むしろ彼の計画を実行するために、陰で支える役割を果たしています。
では、なぜラフィットは黒ひげに対してここまで忠誠を誓っているのでしょうか。
ただの上下関係では説明できない彼の行動の背景には、もっと深い理由があると考えられます。
ラフィットの忠誠心は本物なのか?
ラフィットの忠誠心が他の幹部たちと決定的に異なるのは、**「黒ひげの計画を率先して支える動きを見せている点」**です。
彼は黒ひげの名を政府に売り込んだ人物でもあり、物語の序盤から「黒ひげのために動く」ことを優先していました。
王下七武海の後任を決める会議の場に単独で潜入し、「黒ひげを新しい七武海に推薦する」と堂々と発言したシーンが、その忠誠心を象徴しています。
このとき、会場にはミホークやドフラミンゴ、さらには元帥センゴクやつるといった、名だたる実力者が勢揃いしていました。
普通ならば、そんな危険な場に単身で乗り込むことなど、到底できることではありません。
しかし、ラフィットはまるで何事もないかのように登場し、軽い口調で黒ひげの推薦を行ったのです。
これは、彼が単に黒ひげの部下であるだけでなく、黒ひげの野望を支える参謀として、自らも主体的に動いていることを示しています。
このシーンを見る限り、ラフィットが黒ひげに対して抱いているのは「利害の一致」という単純な関係ではなく、もっと深い忠誠心のように思えます。
黒ひげとの関係は主従ではなく「同志」?
ラフィットの忠誠心が異常に高い理由の一つとして考えられるのが、彼が黒ひげの「同志」としての意識を持っている可能性です。
黒ひげ海賊団の幹部たちは、それぞれが個別に黒ひげの元に集まったメンバーです。
もともと一緒に海賊団を組んでいたわけではなく、共通の目的を持つ者たちが集まって組織を作り上げています。
その中でラフィットが黒ひげを「提督」と呼び、他のメンバー以上に黒ひげに従順な姿勢を見せるのは、「この計画を成功させるために、黒ひげが絶対に必要な存在だ」と考えているからではないでしょうか。
ラフィットは、黒ひげがただの「強い海賊」ではなく、「新しい秩序を作る男」としての可能性を持っていることを、誰よりも理解しているのかもしれません。
黒ひげの目的は「世界の支配」とも言われており、彼は歴史上のどの海賊よりも、壮大な野望を抱いている人物です。
ラフィットは、それを最も早く理解し、黒ひげとともに新たな世界を作ることを誓った一人なのかもしれません。
いるため、ラフィットの催眠術が「フクロウ獣人」からインスパイアされている可能性は十分に考えられます。
では、ラフィットの催眠術の具体的な効果について考察してみましょう。
1. 精神操作
ラフィットは、催眠術によって相手の意識を操り、自分の指示に従わせることができると考えられます。
頂上戦争では、戦意喪失や思考誘導を行い、海軍兵に「正義の門を開ける」という行動を取らせました。
これが可能であるなら、今後の戦いでも敵の行動をコントロールし、黒ひげ海賊団に有利な状況を作り出すことができるでしょう。
2. 視覚的催眠
催眠術は、視線や手の動きによって発動することが多いため、ラフィットも何らかの視覚的な仕掛けを持っているかもしれません。
例えば、彼のステッキや帽子の装飾が催眠を引き起こすアイテムである可能性も考えられます。
また、彼の動きがタップダンスを思わせることから、一定のリズムを刻むことで、相手の意識を操作する催眠術である可能性もあります。
ラフィットは黒ひげ海賊団の「影の参謀」
ラフィットの能力と強さを総合すると、彼は単なる航海士ではなく、黒ひげ海賊団の裏で動く参謀的な存在であることがわかります。
彼の悪魔の実が「トリトリの実 モデル フクロウ」である可能性が高く、催眠術を駆使して敵を操ることで、戦略的に黒ひげの野望を支えているのです。
黒ひげ海賊団は、今後のワンピースのストーリーにおいて、ルフィたちとの最大の敵となることが確実視されています。
その時、ラフィットがどのような形で立ちはだかるのか、彼の能力がどこまで明かされるのか、今後の展開に注目していきましょう。
黒ひげ海賊団のメンバー一覧
提督|マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)
かつては白ひげ海賊団の一員だったが、「ヤミヤミの実」を手に入れるために仲間を殺し、脱退。
その後、マリンフォード頂上戦争の混乱に乗じて白ひげの能力「グラグラの実」を奪取し、二つの悪魔の実を操る史上初の存在となった。
野心家であり、計画的な策略家。
世界政府をも凌駕する勢力を築き上げるべく、危険な猛者たちを次々と仲間に引き入れている。
彼の戦闘スタイルは独特で、悪魔の実の力に依存しつつも生まれ持ったタフさと戦略眼で相手を圧倒する。
黒ひげはDの意志を持つ者の一人であり、その存在自体が世界の秩序を揺るがしている。
1番船船長|ジーザス・バージェス(チャンピオン)
黒ひげ海賊団の初期メンバーであり、船団の第一番船船長を務める。
怪力無双の肉体派であり、己の拳のみで相手を打ち砕くほどのパワーを誇る。
彼は戦場を熱狂する格闘技の舞台と捉えており、戦うこと自体を楽しんでいる。
ドレスローザ編では革命軍の基地を探り、サボと対峙するも敗北。
その後、「リキリキの実」を手に入れ、超人的な怪力を得たことでさらなる脅威となった。
彼の戦闘スタイルは、巨岩をも砕く強烈な打撃に加え、体術を駆使して相手を圧倒するものだ。
2番船船長|シリュウ(雨のシリュウ)
元インペルダウンの看守長であり、かつてはその冷酷な性格ゆえに投獄されていた。
しかし黒ひげによって解放され、今や二番船船長として忠誠を誓う。
彼は黒ひげ海賊団内でも随一の剣士であり、その剣の腕前は伝説級ともいわれる。
「スケスケの実」の能力者となり、透明化を駆使して暗殺を行う。
彼の無慈悲な戦闘スタイルは、相手の視界から消え、一瞬で命を奪うというもの。
かつてのインペルダウン時代から恐れられていた男が、悪魔の実の力を手にしたことで、さらに危険な存在となった。
3番船船長|ヴァン・オーガー(音越)
黒ひげ海賊団の狙撃手であり、超人的な射撃精度を誇る。
どんな距離からでも標的を撃ち抜く「音越」の異名を持つ。
彼の冷静沈着な性格は、狙撃手としての資質にぴったりであり、一撃必殺の精密な射撃を可能にしている。
ワノ国編以降、「ワプワプの実」の能力者となり、瞬間移動を駆使した狙撃戦を展開する。
これにより、狙撃手としての脅威がさらに増し、戦場全体を自在に移動しながら遠距離からの攻撃を仕掛けることが可能になった。
4番船船長|アバロ・ピサロ(悪政王)
元インペルダウンLEVEL6の囚人であり、「悪政王」の異名を持つ極悪人。
かつては王として君臨していたが、悪政の果てに国を追放された過去を持つ。
彼は野心家であり、黒ひげ海賊団内でも権力を求める傾向が強い。
「シマシマの実」の能力者であり、島全体を意のままに操ることが可能。
これにより、戦場をまるごと支配し、地形そのものを武器として利用する。
5番船船長|ラフィット(鬼保安官)
ラフィットは元西の海の保安官でありながら、その冷酷な性格と残虐な手段から「鬼保安官」と恐れられた。
彼の経歴は謎に包まれているが、海軍の秩序を乱す行動が原因で保安官の座を追われた可能性が高い。
その後、黒ひげ海賊団に加入し、船の操舵手としての役割を担うとともに、敵を翻弄する戦略家として暗躍する。
彼の最大の特徴は催眠術であり、言葉や視線を利用して敵を操ることができる。
この能力を用いてマリンフォード戦争では海軍元帥センゴクの目の前で黒ひげを王下七武海に推薦するなど、計算された立ち回りを見せた。
優雅な態度を崩さず、柔らかい物腰の裏には残忍な本性が隠されており、黒ひげ海賊団の中でも最も謎めいた人物の一人といえる。
6番船船長|カタリーナ・デボン(若月狩り)
黒ひげ海賊団唯一の女性幹部であり、「若月狩り」の異名を持つ凶悪な犯罪者。
インペルダウンLEVEL6に収監されていたほどの極悪人であり、かつては美しい女性だけを狙い殺害していたという異常な趣向を持つ。
残忍な性格は現在も変わらず、戦場においても敵を嬲ることを楽しむ傾向がある。
彼女は「イヌイヌの実 モデル:九尾の狐」を食べた能力者であり、変身能力を駆使して相手を欺くことが得意だ。
この力により、黒ひげ海賊団のスパイ活動や策略戦において重要な役割を果たしている。
ワノ国編では、その能力を使って潜入や敵の撹乱を行った可能性もある。
彼女の性格は冷酷無比であり、仲間でさえも信用していないように見えるが、黒ひげへの忠誠は揺るがない。
その異常な嗜好と能力の組み合わせにより、黒ひげ海賊団の中でも特に危険な存在として知られている。
7番船船長|サンファン・ウルフ(巨大戦艦)
サンファン・ウルフは、インペルダウンLEVEL6から解放された巨人族であり、「巨大戦艦」と呼ばれるほどの規格外の巨体を誇る。
普通の巨人族よりもさらに巨大であり、海に浮かぶだけでその存在が脅威となるほどだ。
彼は普段はおっとりとした印象を与えるが、その戦闘能力は非常に高く、一度暴れ出せば手がつけられない。
「デカデカの実」の能力者であり、すでに巨大な体をさらに巨大化させることができる。
この能力により、彼の攻撃範囲は広大となり、都市をも破壊できるほどの威力を誇る。
戦場においてはまさに圧倒的な存在感を放ち、黒ひげ海賊団の大規模戦闘において要となる存在だ。
しかし、巨体ゆえに水に浸かるリスクが大きく、能力者であるがゆえに海への耐性が低いことが弱点といえる。
8番船船長|バスコ・ショット(大酒のバスコ・ショット)

引用 ワンピース公式サイト
バスコ・ショットは、LEVEL6の囚人の一人であり、常に酒を飲み続けている狂人である。
「大酒のバスコ・ショット」という異名の通り、常に酔っているような状態であり、まともな会話すらままならないことが多い。
しかし、その戦闘能力は極めて高く、暴れ出した時の破壊力は計り知れない。
彼は「グツグツの実」の能力者となり、溶岩を操る力を得た。
これにより、戦闘では周囲を焼き尽くす猛攻を仕掛けることが可能となった。
酔っ払いながらも本能的な動きで敵を翻弄し、強大なパワーと炎を駆使して圧倒するスタイルを持つ。
彼の気まぐれな行動は時に仲間にとっても厄介なものとなるが、黒ひげはその凶暴性を買い、彼を海賊団の主力メンバーとして重用している。
9番船船長|ドクQ(死神)
ドクQは黒ひげ海賊団の船医でありながら、医者とは思えないほど異様な雰囲気を持つ。
彼は常に病弱な体を引きずり、死神のような風貌をしているが、その外見とは裏腹に恐るべき毒使いである。
彼は「シクシクの実」の能力者として相手に病を植え付けることができ、その能力を使って戦場全体に混乱をもたらすことが可能だ。
さらに、彼の相棒である馬のストロンガーも同様に病弱でありながら、ドクQの指示によって意外なほどの俊敏な動きを見せることがある。
ドクQの戦闘スタイルは、相手を直接攻撃するのではなく、病気や毒を撒き散らし、戦況を支配するというものだ。
彼の存在は、敵にとっては見えない脅威となり、じわじわと戦力を削る役割を担っている。
10番船船長|クザン(青キジ)
クザンは元海軍大将であり、世界政府の最高戦力の一角を担っていた。
しかし、赤犬ことサカズキとの決闘に敗れた後、政府を離反し、黒ひげ海賊団に加入した。
彼がなぜ黒ひげの仲間になったのか、その真意は未だに不明である。
彼は「ヒエヒエの実」の能力者であり、極低温の氷を操ることで、広範囲の敵を瞬時に凍結させることが可能だ。
かつてはルフィや白ひげ海賊団とも対峙し、その実力を見せつけた。
現在、黒ひげ海賊団に属しているが、彼の目的は単なる忠誠ではなく、より大きな計画の一部である可能性がある。
黒ひげの目的を知りながらも、彼の野望に加担しているのか、それとも裏で何かを企んでいるのか、その動向は世界中の海賊や海軍の注目を集めている。
黒ひげ海賊団 ラフィットとは?まとめ
- 黒ひげ海賊団五番船船長兼航海士
- 元西の海の保安官だが、暴力のため追放
- 悪魔の実は「トリトリの実 モデル フクロウ」の可能性
- 催眠術を使用し、敵を操る能力を持つ
- 参謀として黒ひげに忠誠を誓うが、裏がある可能性も
- 実在の海賊ジャン・ラフィットがモデル
- 懸賞金は4220万ベリーと低めだが実力は未知数
- マリージョアへ単独潜入した驚異的な潜伏能力
- 声優は松野太紀氏が担当していたが、現在は交代の可能性
- 最終決戦で重要な役割を果たす可能性が高い
参考にしたブログ、youtube