「なぜ黒ひげは悪魔の実の能力を奪えるのか?」これは『ワンピース』の中でも長らくファンの間で議論されてきた謎のひとつです。
頂上戦争では、黒ひげが白ひげから「グラグラの実」の能力を奪うという衝撃的な展開が描かれました。
その後、黒ひげ海賊団は他の能力者の能力も狩るようになり、ドレスローザ編ではバージェスがルフィの「ゴムゴムの実」を奪おうとしていました。
また、パンクハザード編では、スライム状の生物「スマイリー」が死亡した直後に、近くにあったリンゴが悪魔の実に変化する描写がありました。
このシーンは、黒ひげの能力者狩りの秘密を紐解く鍵となるかもしれません。
黒ひげは「ヤミヤミの実」の能力で悪魔の実の能力を奪っていると考えられていますが、本当にそれだけなのでしょうか?
「ヤミヤミの実」なしでも能力者狩りは可能なのか?
そして、能力者狩りに必要な条件は何なのか?
本記事では、これらの謎を考察し「リンゴへの転生説」と「海楼石による能力抽出説」という新たな仮説を提唱していきます。
黒ひげの能力者狩りの謎を徹底考察!
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)は、『ワンピース』の世界において前例のない能力者狩りを行うことで知られています。
通常、悪魔の実の能力者が死亡すると、その能力は世界のどこかの果実に再び宿るとされています。
しかし、黒ひげはこのルールを無視するかのように、能力者が死んだ直後にその場で能力を手に入れるという異常な行動を見せました。
この能力者狩りの方法が頂上戦争での白ひげから「グラグラの実」を奪ったシーンや、黒ひげの部下であるバージェスがルフィの「ゴムゴムの実」を狙ったシーンで描かれています。
さらに、パンクハザード編では、毒ガス生命体であるスマイリーが死んだ直後、近くにあったリンゴが悪魔の実に変化する現象が確認されました。
この出来事は、黒ひげの能力者狩りと密接に関係している可能性が高く、能力者が死亡した際に最も近くにある果実に能力が宿る可能性を示唆しています。
では、黒ひげはどのようにして能力者狩りを成功させているのでしょうか?
彼の能力者狩りには「ヤミヤミの実」が関係していると言われていますが、本当にそれだけでしょうか?
また、バージェスがドレスローザでルフィの能力を奪おうとした際には、黒ひげの助けなしで能力者狩りを実行しようとしていた点も重要です。
これにより、黒ひげの能力者狩りが「ヤミヤミの実」だけに依存していない可能性が浮上します。
この考察では、黒ひげの能力者狩りに関する事例を整理し、「能力者狩りに必要な3つの要素」と「能力者狩りの2つの仮説」を提唱していきます。
果たして、黒ひげが行っている能力者狩りの真相とは何なのか?
その謎を徹底的に解き明かしていきます。
黒ひげの能力者狩りにヤミヤミの実は必要なのか?
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)が行う**「能力者狩り」**は、頂上戦争で白ひげから「グラグラの実」の能力を奪ったことで初めて明かされました。
黒ひげは「ヤミヤミの実」の能力者であり、その力を使って能力者狩りをしていると考えられています。
しかし、ドレスローザ編でバージェスがルフィの「ゴムゴムの実」を奪おうとした際、黒ひげの力を借りずに能力者狩りを実行しようとしていたことが確認されています。
この事実は、「ヤミヤミの実」が能力者狩りの絶対条件ではない可能性を示唆しているのです。
頂上戦争での能力者狩り:ヤミヤミの実の役割とは?
まず、黒ひげが白ひげから「グラグラの実」を奪ったシーンを振り返ってみましょう。
白ひげが死亡した後、黒ひげは大きな黒い布をかぶせ、その場で即座に能力を獲得しました。
通常、悪魔の実の能力は能力者が死亡すると、世界のどこかの果実に宿るはずです。
しかし、黒ひげはその場で能力を奪い取ることに成功しています。
ここで考えられるのは、ヤミヤミの実が悪魔の実の力を引き剥がし、即座に自らのものにできる特別な能力を持っている可能性です。
ヤミヤミの実の特性として、以下の点が挙げられます。
- 能力者の力を無効化する(頂上戦争でエースを捕えたときに発動)
- 異常な引力を発生させる(あらゆるものを吸い込む性質を持つ)
- 通常の悪魔の実と異なる特性を持つ(「最も凶悪な実」と言われている)
これらの要素が組み合わさることで、黒ひげはヤミヤミの実の力を利用して、白ひげの能力を自らのものにできたのではないかと考えられます。
しかし、この仮説には一つの矛盾が生じます。
バージェスの行動が示す「ヤミヤミの実不要説」
ドレスローザ編では、黒ひげ海賊団のバージェスが、瀕死状態のルフィを襲い、こう発言しました。
「殺して能力を奪ってやる!」
このセリフから分かるのは、バージェスが黒ひげの助けを借りずに能力者狩りを実行しようとしていたという点です。
もしヤミヤミの実が能力者狩りの必須条件であれば、黒ひげのいない状況でバージェスが能力を奪おうとすることは不可能なはずです。
ここで考えられるのは、「能力者の死」と「適切な条件」が揃えば、ヤミヤミの実がなくても能力の継承が可能なのではないか? ということです。
これを裏付ける証拠として、パンクハザード編での「スマイリーの死とリンゴの変化」があります。
スマイリーの死と能力の転生:ヤミヤミの実は不要?
パンクハザード編では、シーザーのペットであるスマイリー(毒ガス生命体)が死亡した瞬間、近くにあったリンゴが悪魔の実に変化するという現象が発生しました。
この出来事は、黒ひげの能力者狩りと直接は関係していませんが、能力者が死んだ際に最寄りの果実へ能力が転生する可能性を示唆しています。
これが事実であれば、黒ひげの能力者狩りもまた、ヤミヤミの実を使わなくても成立する方法があることを意味します。
つまり、能力者狩りには「ヤミヤミの実」以外の要素が関与している可能性が浮上するのです。
能力者狩りに本当に必要なものは何か?
ここまでの考察を踏まえると、能力者狩りには以下の3つの要素が重要である可能性が高いと考えられます。
- 能力者の死(能力を転生させるための条件)
- 最寄りの果実(能力が宿る媒体)
- 特定の技術やアイテム(黒ひげ海賊団が使用する何らかの仕組み)
ヤミヤミの実は能力者狩りの「補助的な手段」だった可能性があり、決して必須の要素ではなかったと考えられます。
バージェスの行動を見ても、黒ひげの能力を借りずに単独で能力を奪おうとしていたことから、ヤミヤミの実は能力者狩りを効率的にするための手段のひとつに過ぎず、他の方法でも能力の継承が可能だったのではないでしょうか。
「ヤミヤミの実」は能力者狩りの必須条件ではない
黒ひげの「ヤミヤミの実」には、悪魔の実の能力を引き剥がす力がある可能性が高いものの、必ずしも能力者狩りに必要な要素ではないことが、バージェスの行動やスマイリーの死後の現象から推測できます。
つまり、能力者狩りの本質は、「能力者の死」と「適切な果実」さえあれば、特定の条件下で誰にでも可能な行為なのかもしれません。
では、黒ひげ海賊団はどのようにしてこの方法を知り、実践しているのでしょうか?
次の章では、能力者狩りの3つの要素を考察し、具体的な仮説を提唱していきます。
黒ひげ海賊団の能力者狩りに必要な3つの要素を考えてみる
黒ひげ海賊団の能力者狩りには、長らく謎とされてきた「悪魔の実の能力を奪う方法」が存在します。
頂上戦争で黒ひげが白ひげから「グラグラの実」を奪い取ったシーン、ドレスローザでバージェスがルフィの能力を狙ったシーン、そしてパンクハザードでスマイリーが死んだ直後にリンゴが悪魔の実に変わったシーン──これらの事例を紐解くと、能力者狩りに必要な条件が浮かび上がってきます。
それが、次の3つの要素です。
- 能力者の死
- 近くに置かれたリンゴ(果実)
- 海楼石の武器
この3つが揃った時、能力者の力は新たな果実に宿るのではないかという仮説が成り立ちます。
では、時系列に沿ってこの仮説がどのように成立するのかを検証していきます。
① 能力者の死
最初に注目すべきは、頂上戦争での白ひげの死亡と同時に起こった「グラグラの実」の継承です。
白ひげが命を落とした直後、黒ひげは遺体に大きな黒い布をかぶせ、しばらくの沈黙の後、布を取り払った瞬間に「グラグラの実」の能力を発動しました。
通常、悪魔の実の能力者が死んだ場合、その能力は世界のどこかの果実に再び宿ると考えられています。
しかし、黒ひげはその場で能力を得ることができたのです。
この時、黒ひげが行った行動の詳細は明かされていませんが、もし仮に布の下で近くに果実(リンゴなど)を用意し、能力の転生を意図的に誘導したとすれば、能力者狩りのメカニズムが説明できます。
つまり、黒ひげは白ひげの死亡直後に、あらかじめ準備した果実を近くに置くことで、能力の転生をコントロールしていた可能性があるのです。
② 海楼石の武器:「ゴムゴムの実」を狙った未遂事件
ドレスローザ編で、黒ひげ海賊団のバージェスは瀕死のルフィを襲い、「殺して能力を奪う」と発言しました。
この時、バージェスは黒ひげの助けなしで単独で能力者狩りを実行しようとしていたのです。
これは、ヤミヤミの実が必須ではないことを示唆しています。
さらに、バージェスはナイフを所持しており、これは単なる武器ではなく、能力者を殺し、能力を奪うための「特別な海楼石の武器」だった可能性があります。
バージェスの行動は、黒ひげ海賊団が「ヤミヤミの実に依存しない能力者狩りの方法」を確立していることを裏付けるものであり、能力者の死と近くの果実が揃えば、能力が転生することを知っていた可能性を示しています。
③ 近くに置かれたリンゴ(果実)
パンクハザード編では、シーザー・クラウンのペットであるスマイリー(毒ガス生命体)が死亡した瞬間、近くにあったリンゴが悪魔の実に変化するという現象が発生しました。
これは、悪魔の実の能力が「世界のどこかで新たに発生する」従来のルールとは異なり、能力者の死後に最寄りの果実へ能力が移る可能性があることを示唆しています。
このシーンは、「能力者狩り」の核心をつくヒントになっています。
もし、能力者の能力が死後に最寄りの果実へと転生するのであれば、黒ひげたちはこの現象を応用し、「能力を意図的にリンゴに宿らせる方法」を確立しているのかもしれません。
3つの要素が揃ったときに能力者狩りが成立する可能性
これらの事例を踏まえると、能力者狩りが成功する条件として、以下の3つが重要であると考えられます。
① 能力者の死
能力を引き継ぐためには、まず前の能力者が命を落とす必要があります。
黒ひげが白ひげを討ち取った際や、バージェスがルフィを殺そうとした際に、この条件が満たされます。
② 海楼石の武器(能力者を無力化する手段)
能力者が悪魔の実の力を使えない状態にし、確実に命を奪う手段が必要です。
バージェスが持っていたナイフが、海楼石で作られていた可能性も考えられます。
③ 近くに置かれたリンゴ(果実)
スマイリーの死の際にリンゴが変化したように、能力が移る対象となる果実が必要になります。
黒ひげは白ひげの死の際に、布の下で果実を用意していた可能性があります。
この3つの要素が揃った時、悪魔の実の能力が新たな果実に宿り、それを食べることで能力者狩りが成立するのではないか、という仮説が成り立ちます。
仮説1:リンゴに悪魔の実の能力を転生させる
『ワンピース』の世界では、悪魔の実の能力者が死亡すると、その能力はどこかに転生するとされています。
しかし、パンクハザード編において、スマイリーの死後に近くのリンゴが悪魔の実へと変化する様子が描かれたことで、新たな可能性が浮かび上がりました。
この現象が示唆するのは、能力者が死ぬと、その能力は世界のどこかにランダムに転生するのではなく、「最も近くにある果実」に宿る可能性が高いということです。
もしこのルールが確立されたものだとすれば、黒ひげ海賊団はこの仕組みを利用し、能力者狩りを成功させるためにリンゴを事前に用意している可能性が考えられます。
では、時系列に沿ってこの仮説を掘り下げていきます。
黒ひげの能力者狩りとリンゴの関連性
黒ひげ海賊団の能力者狩りは、頂上戦争での「グラグラの実」の強奪を皮切りに、複数回にわたって実行されています。
その際に共通しているのは、「能力者の死」と「能力を即座に獲得している」という点です。
もし黒ひげたちが、能力の転生の仕組みを理解し、それを意図的にコントロールしているのであれば、悪魔の実の能力を奪う方法として「最寄りの果実に能力を移す」という手法を確立している可能性が高いでしょう。
実際に、黒ひげ海賊団のドクQは常にリンゴを持ち歩いている描写があります。
これは単なる食料ではなく、能力者狩りの際に能力を転生させるために用意しているのかもしれません。
また、頂上戦争で白ひげが倒れた際、黒ひげは大きな布をかぶせていましたが、その下に果実を隠し、能力の転生を促した可能性も考えられます。
この方法であれば、能力者が死亡した直後にその場で能力を獲得することが可能になり、黒ひげの異例の強奪劇の説明がつきます。
リンゴに宿るという仕組みの意図的な利用
この仮説が正しければ、黒ひげ海賊団は単なる暴力で能力者を狩っているのではなく、悪魔の実の法則を利用し、計画的に能力を奪っていることになります。
もし「最寄りの果実に能力が移る」という法則を知っているのが黒ひげだけであれば、彼らは悪魔の実の市場を支配することすら可能になります。
現在のワンピース世界では、悪魔の実は非常に貴重な存在ですが、この能力の転生の仕組みを完全に把握し、コントロールできるならば、「悪魔の実の強奪」が今後も続いていく可能性が高いでしょう。
仮説2:海楼石で悪魔の実を取り出す
黒ひげの能力者狩りには長年多くの謎が残されていますが、これまでの考察から「リンゴへの転生説」だけでなく、「海楼石を利用した能力抽出説」も浮上しています。
この仮説では、黒ひげ海賊団が海楼石の武器を使用し、能力者の力を完全に封じた状態でとどめを刺すことで、悪魔の実の能力をその場で取り出せる可能性について考察していきます。
もしこの仮説が正しければ、黒ひげの能力者狩りは悪魔の実の特性を知り尽くした戦略的な行動であり、単なる暴力ではないことが明らかになります。
では、時系列に沿ってこの仮説の根拠を紐解いていきましょう。
海楼石の力:能力者の完全封じ込め
海楼石は、悪魔の実の能力者に対して「海と同じエネルギーを持つ物質」とされ、触れるだけで能力者の力を封じ込める特性を持ちます。
この性質を利用すれば、能力者狩りの際に対象を無力化し、悪魔の実の力を完全に封じることが可能です。
頂上戦争の場面では、黒ひげが白ひげの遺体に何か特別な処置を施していた可能性が高く、その中に海楼石を用いた技術があったのかもしれません。
もし白ひげが海楼石によって完全に能力を封じ込められた状態で死亡したとすれば、悪魔の実の力が体内に残り、その場で「取り出す」ことが可能になったと考えられます。
これが、黒ひげが即座に「グラグラの実」の能力を手に入れた理由ではないでしょうか。
バージェスの行動:海楼石の武器の可能性
この仮説を補強するもう一つの要素として、ドレスローザ編でのバージェスの行動が挙げられます。
バージェスはルフィを狙い、「殺して能力を奪う」と発言しました。
この時、バージェスは普段の素手による戦闘スタイルではなく、ナイフのような武器を所持していました。
この武器が海楼石製だったのではないかという説が浮かび上がります。
通常、バージェスの戦い方はパワーファイターそのものであり、武器を使うことはほとんどありません。
にもかかわらず、ルフィに対してナイフを使用しようとしたのは、ルフィの能力を完全に封じた状態でとどめを刺す必要があったからではないでしょうか。
これは、黒ひげ海賊団が「海楼石を用いた能力者狩り」を実践している証拠とも考えられます。
海楼石を使うことで能力が取り出せるのか?
もし海楼石を使用することで、悪魔の実の能力が抜き取れるのであれば、黒ひげが「ヤミヤミの実」の能力なしで能力者狩りを成立させる手段を持っていることになります。
ヤミヤミの実が「能力を吸収する」働きを持つ可能性は高いですが、黒ひげの部下であるバージェスが単独で能力を奪おうとしたことを考えると、「ヤミヤミの実がなくても能力者狩りが可能」な別の方法があるのかもしれません。
この方法が、海楼石を使い、能力者の力を完全に封じた上で悪魔の実を取り出す手段だったとすれば、黒ひげ海賊団が戦略的に能力者狩りを行っていることが明らかになります。
また、これまで明かされていない「海楼石と悪魔の実の関係」が、今後の物語で語られる可能性もあるでしょう。
今後の展開と海楼石を用いた能力者狩りの可能性
もしこの仮説が正しければ、今後のワンピースの物語において、海楼石の役割はさらに重要になってくるはずです。
現在、海楼石は「能力者を弱体化させる道具」としてしか描かれていませんが、もしかすると「能力を完全に引き剥がすためのツール」としての役割を持っているのかもしれません。
黒ひげ海賊団がこの秘密を知っているのであれば、今後もさらなる能力者狩りを仕掛け、さらなる強大な力を手に入れていく可能性があります。
果たして、海楼石を使った能力者狩りは本当に可能なのか?
この仮説が正しければ、悪魔の実の「継承」の仕組みそのものが、今後の物語で大きく変わるかもしれません。
黒ひげの能力者狩りが物語に与える影響とは?
『ワンピース』における黒ひげの能力者狩りは、単なる一海賊の戦闘手段ではなく、物語全体に大きな影響を与える可能性があります。
黒ひげはすでに「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」という二つの強力な能力を手に入れており、さらに能力者狩りの手法を確立しているとすれば、今後も次々と能力を奪っていく可能性が高いでしょう。
ここでは、黒ひげの能力者狩りが『ワンピース』の世界にどのような影響を及ぼすのかについて、時系列を追いながら考察していきます。
さらなる能力の強奪が続く可能性
黒ひげが初めて能力者狩りを行ったのは、頂上戦争で白ひげから「グラグラの実」を奪った時でした。
これは単なる能力の強奪ではなく、「ひとりの人間が複数の悪魔の実を持てる」という常識を覆すものであり、ワンピース世界のルールを大きく変える出来事でした。
その後、黒ひげ海賊団はアブサロムのスケスケの実をシリュウに継承させるなど、確実に能力者狩りを実行し、組織を強化していきました。
さらに、ドレスローザ編では、黒ひげ海賊団のバージェスがルフィの「ゴムゴムの実」を奪おうとしました。
バージェスが能力者狩りを実行しようとしたことから、この手法が黒ひげ本人に限らず、組織全体で共有されていることが分かります。
今後、黒ひげ海賊団がさらなる能力者狩りを行うとすれば、最も狙われそうな標的として、以下のキャラクターが考えられます。
- トラファルガー・ローの「オペオペの実」
- モリアの「カゲカゲの実」
- ビッグ・マム海賊団のメンバーが持つ能力
特に「オペオペの実」は「不老手術」が可能な悪魔の実であり、黒ひげが不老不死の力を手に入れる可能性もあります。
もし黒ひげがこの能力を奪えば、彼は死ぬことのない最強の海賊となる可能性が出てきます。
他のキャラクターも能力者狩りを利用する展開
黒ひげが能力者狩りの手法を確立したことで、他のキャラクターや組織もこれを利用する可能性が出てきます。
たとえば、現在のワンピース世界では、世界政府や革命軍といった大きな組織が動いています。
もし、海軍やCP0が黒ひげの能力者狩りの技術を解析し、悪魔の実の能力を自在に引き継げる方法を確立した場合、ワンピースの世界における戦力バランスは大きく変わるでしょう。
また、革命軍も「能力の強奪」という技術を知れば、天竜人側の強力な能力者の力を奪う手段として利用する可能性があります。
さらに、ルフィたち麦わらの一味もこの事実を知れば、今後の戦い方を大きく変えざるを得ません。
現在、ルフィは「ニカの能力」を持っていますが、もし黒ひげ海賊団が本気でルフィの能力を狙った場合、麦わらの一味も能力を守るために何らかの対策を講じる必要が出てくるでしょう。
「能力者狩り」の技術がワンピース世界全体に広まれば、悪魔の実の価値そのものが変わり、能力を持つことが「狩られるリスク」につながる時代が到来する可能性があります。
黒ひげが「最強の能力者」になる可能性
黒ひげは「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」を手に入れたことで、すでに世界最強クラスの能力を持っています。
しかし、彼がこれで満足するとは考えにくく、今後さらに多くの能力を手に入れる可能性があります。
仮に「オペオペの実」で不老不死の力を得た場合、黒ひげは死ぬことがなくなり、未来永劫最強の存在として君臨することになります。
また、黒ひげの海賊旗には「三つのドクロ」が描かれており、彼には「三つの人格がある」あるいは「三つの能力を持つ可能性がある」とも考えられています。
もし黒ひげが、さらにもう一つの能力を手に入れるとすれば、次に狙うのは「ゾオン系」の強力な能力かもしれません。
例えば、カイドウが持っていた**「ウオウオの実 幻獣種 モデル青龍」**のような能力を手に入れれば、黒ひげはまさに「破壊の神」としての存在感を増すことになります。
また、「五老星」や「イム様」など、これまでほとんど描かれていなかったワンピース世界の最上位層が持つ能力を奪う可能性も考えられます。
黒ひげが能力者狩りを続け、さらなる力を手にした時、彼を止められる存在は果たしているのでしょうか?
ルフィやシャンクス、あるいはドラゴンが対抗できるのか、今後の展開がますます注目されます。
能力者狩りが『ワンピース』世界のバランスを崩す可能性
黒ひげの能力者狩りは、単なる「強奪」ではなく、『ワンピース』の物語そのものを大きく変える可能性を持っています。
彼が能力を奪い続けることで、世界のパワーバランスが崩れ、戦いの構図が根本的に変わることになるでしょう。
また、この技術が広まれば、黒ひげ海賊団以外の組織も能力者狩りを行い、悪魔の実の価値や戦いの概念そのものが変わる未来が待ち受けているかもしれません。
果たして黒ひげはどこまで能力を奪い、どんな脅威をもたらすのか?
そして、彼を止める者は現れるのか?
黒ひげの能力者狩りは、ワンピースのクライマックスに向けた大きな伏線のひとつになっていることは間違いありません。
黒ひげ海賊団のメンバー一覧
提督|マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)
かつては白ひげ海賊団の一員だったが、「ヤミヤミの実」を手に入れるために仲間を殺し、脱退。
その後、マリンフォード頂上戦争の混乱に乗じて白ひげの能力「グラグラの実」を奪取し、二つの悪魔の実を操る史上初の存在となった。
野心家であり、計画的な策略家。
世界政府をも凌駕する勢力を築き上げるべく、危険な猛者たちを次々と仲間に引き入れている。
彼の戦闘スタイルは独特で、悪魔の実の力に依存しつつも生まれ持ったタフさと戦略眼で相手を圧倒する。
黒ひげはDの意志を持つ者の一人であり、その存在自体が世界の秩序を揺るがしている。
1番船船長|ジーザス・バージェス(チャンピオン)
黒ひげ海賊団の初期メンバーであり、船団の第一番船船長を務める。
怪力無双の肉体派であり、己の拳のみで相手を打ち砕くほどのパワーを誇る。
彼は戦場を熱狂する格闘技の舞台と捉えており、戦うこと自体を楽しんでいる。
ドレスローザ編では革命軍の基地を探り、サボと対峙するも敗北。
その後、「リキリキの実」を手に入れ、超人的な怪力を得たことでさらなる脅威となった。
彼の戦闘スタイルは、巨岩をも砕く強烈な打撃に加え、体術を駆使して相手を圧倒するものだ。
2番船船長|シリュウ(雨のシリュウ)
元インペルダウンの看守長であり、かつてはその冷酷な性格ゆえに投獄されていた。
しかし黒ひげによって解放され、今や二番船船長として忠誠を誓う。
彼は黒ひげ海賊団内でも随一の剣士であり、その剣の腕前は伝説級ともいわれる。
「スケスケの実」の能力者となり、透明化を駆使して暗殺を行う。
彼の無慈悲な戦闘スタイルは、相手の視界から消え、一瞬で命を奪うというもの。
かつてのインペルダウン時代から恐れられていた男が、悪魔の実の力を手にしたことで、さらに危険な存在となった。
3番船船長|ヴァン・オーガー(音越)
黒ひげ海賊団の狙撃手であり、超人的な射撃精度を誇る。
どんな距離からでも標的を撃ち抜く「音越」の異名を持つ。
彼の冷静沈着な性格は、狙撃手としての資質にぴったりであり、一撃必殺の精密な射撃を可能にしている。
ワノ国編以降、「ワプワプの実」の能力者となり、瞬間移動を駆使した狙撃戦を展開する。
これにより、狙撃手としての脅威がさらに増し、戦場全体を自在に移動しながら遠距離からの攻撃を仕掛けることが可能になった。
4番船船長|アバロ・ピサロ(悪政王)
元インペルダウンLEVEL6の囚人であり、「悪政王」の異名を持つ極悪人。
かつては王として君臨していたが、悪政の果てに国を追放された過去を持つ。
彼は野心家であり、黒ひげ海賊団内でも権力を求める傾向が強い。
「シマシマの実」の能力者であり、島全体を意のままに操ることが可能。
これにより、戦場をまるごと支配し、地形そのものを武器として利用する。
5番船船長|ラフィット(鬼保安官)
ラフィットは元西の海の保安官でありながら、その冷酷な性格と残虐な手段から「鬼保安官」と恐れられた。
彼の経歴は謎に包まれているが、海軍の秩序を乱す行動が原因で保安官の座を追われた可能性が高い。
その後、黒ひげ海賊団に加入し、船の操舵手としての役割を担うとともに、敵を翻弄する戦略家として暗躍する。
彼の最大の特徴は催眠術であり、言葉や視線を利用して敵を操ることができる。
この能力を用いてマリンフォード戦争では海軍元帥センゴクの目の前で黒ひげを王下七武海に推薦するなど、計算された立ち回りを見せた。
優雅な態度を崩さず、柔らかい物腰の裏には残忍な本性が隠されており、黒ひげ海賊団の中でも最も謎めいた人物の一人といえる。
6番船船長|カタリーナ・デボン(若月狩り)
黒ひげ海賊団唯一の女性幹部であり、「若月狩り」の異名を持つ凶悪な犯罪者。
インペルダウンLEVEL6に収監されていたほどの極悪人であり、かつては美しい女性だけを狙い殺害していたという異常な趣向を持つ。
残忍な性格は現在も変わらず、戦場においても敵を嬲ることを楽しむ傾向がある。
彼女は「イヌイヌの実 モデル:九尾の狐」を食べた能力者であり、変身能力を駆使して相手を欺くことが得意だ。
この力により、黒ひげ海賊団のスパイ活動や策略戦において重要な役割を果たしている。
ワノ国編では、その能力を使って潜入や敵の撹乱を行った可能性もある。
彼女の性格は冷酷無比であり、仲間でさえも信用していないように見えるが、黒ひげへの忠誠は揺るがない。
その異常な嗜好と能力の組み合わせにより、黒ひげ海賊団の中でも特に危険な存在として知られている。
7番船船長|サンファン・ウルフ(巨大戦艦)
サンファン・ウルフは、インペルダウンLEVEL6から解放された巨人族であり、「巨大戦艦」と呼ばれるほどの規格外の巨体を誇る。
普通の巨人族よりもさらに巨大であり、海に浮かぶだけでその存在が脅威となるほどだ。
彼は普段はおっとりとした印象を与えるが、その戦闘能力は非常に高く、一度暴れ出せば手がつけられない。
「デカデカの実」の能力者であり、すでに巨大な体をさらに巨大化させることができる。
この能力により、彼の攻撃範囲は広大となり、都市をも破壊できるほどの威力を誇る。
戦場においてはまさに圧倒的な存在感を放ち、黒ひげ海賊団の大規模戦闘において要となる存在だ。
しかし、巨体ゆえに水に浸かるリスクが大きく、能力者であるがゆえに海への耐性が低いことが弱点といえる。
8番船船長|バスコ・ショット(大酒のバスコ・ショット)

引用 ワンピース公式サイト
バスコ・ショットは、LEVEL6の囚人の一人であり、常に酒を飲み続けている狂人である。
「大酒のバスコ・ショット」という異名の通り、常に酔っているような状態であり、まともな会話すらままならないことが多い。
しかし、その戦闘能力は極めて高く、暴れ出した時の破壊力は計り知れない。
彼は「グツグツの実」の能力者となり、溶岩を操る力を得た。
これにより、戦闘では周囲を焼き尽くす猛攻を仕掛けることが可能となった。
酔っ払いながらも本能的な動きで敵を翻弄し、強大なパワーと炎を駆使して圧倒するスタイルを持つ。
彼の気まぐれな行動は時に仲間にとっても厄介なものとなるが、黒ひげはその凶暴性を買い、彼を海賊団の主力メンバーとして重用している。
9番船船長|ドクQ(死神)
ドクQは黒ひげ海賊団の船医でありながら、医者とは思えないほど異様な雰囲気を持つ。
彼は常に病弱な体を引きずり、死神のような風貌をしているが、その外見とは裏腹に恐るべき毒使いである。
彼は「シクシクの実」の能力者として相手に病を植え付けることができ、その能力を使って戦場全体に混乱をもたらすことが可能だ。
さらに、彼の相棒である馬のストロンガーも同様に病弱でありながら、ドクQの指示によって意外なほどの俊敏な動きを見せることがある。
ドクQの戦闘スタイルは、相手を直接攻撃するのではなく、病気や毒を撒き散らし、戦況を支配するというものだ。
彼の存在は、敵にとっては見えない脅威となり、じわじわと戦力を削る役割を担っている。
10番船船長|クザン(青キジ)
クザンは元海軍大将であり、世界政府の最高戦力の一角を担っていた。
しかし、赤犬ことサカズキとの決闘に敗れた後、政府を離反し、黒ひげ海賊団に加入した。
彼がなぜ黒ひげの仲間になったのか、その真意は未だに不明である。
彼は「ヒエヒエの実」の能力者であり、極低温の氷を操ることで、広範囲の敵を瞬時に凍結させることが可能だ。
かつてはルフィや白ひげ海賊団とも対峙し、その実力を見せつけた。
現在、黒ひげ海賊団に属しているが、彼の目的は単なる忠誠ではなく、より大きな計画の一部である可能性がある。
黒ひげの目的を知りながらも、彼の野望に加担しているのか、それとも裏で何かを企んでいるのか、その動向は世界中の海賊や海軍の注目を集めている。
黒ひげの能力者狩りの謎と考察まとめ
- 黒ひげの能力者狩りは「ヤミヤミの実」なしでも可能な可能性がある
- 能力者が死ぬと、その能力は近くのリンゴに宿る
- バージェスが単独で能力者狩りをしようとしたことが証拠
- スマイリーの死後、リンゴが悪魔の実に変化した事例が鍵
- 能力者狩りには「海楼石の武器」が関与している可能性
- リンゴを意図的に用意することで能力の強奪が可能になる?
- 黒ひげ海賊団がこの方法を確立している可能性
- 「リンゴへの転生説」と「海楼石による能力抽出説」の2つが有力
- 黒ひげのさらなる能力狩りが今後の物語に影響を与える
- 「ワンピース」の世界における悪魔の実のルールを覆す可能性がある
参考にしたブログ、youtube