「ワンピース」の壮大な物語の中でも、多くのファンが注目してきたのが、ワノ国編での赤鞘九人男の一人であるお菊(菊之丞)の活躍とその過酷な運命です。
彼女が迎える数々の試練や激しい戦闘、そして命をかけた戦いに涙を流した読者も少なくないでしょう。
お菊は、幼少期から尊敬する主君・光月おでんに従い、20年後の未来に飛ばされた過去を持つ、芯の強い侍です。
その華やかな美貌から女性と見間違う人も多いですが、実は体は男性で心は女性。
そんなお菊が身をもって挑んだ戦いでは、命をかけた場面が数多く描かれ、そのたびにファンの心を揺さぶってきました。
この記事では、
「お菊の死亡シーンはどの場面だったのか」
「カイドウとの戦いで失われた腕の行方」
など、物語の鍵となるお菊のエピソードを徹底解説します。
さらに、彼女のモデルや声優、過去の足跡についても触れていくことで、より一層深い理解をお届けします。
ワノ国編を振り返りつつ、お菊の壮絶な生き様とその魅力を探っていきましょう。
お菊(菊之丞)が刺された!死亡シーンは何話?
お菊が刺されたシーンは、ワンピース第1014話に描かれています。
この場面は、物語の中でも特に緊迫した瞬間で、仲間の裏切りや混乱が絡み合う中で生じた出来事でした。
お菊は鬼ヶ島で、元仲間であるカン十郎が変装した光月おでんの姿に惑わされ、攻撃の手を止めてしまいます。
この隙を突いたカン十郎の剣が、お菊の胸を貫く結果となりました。
この時のお菊は、鬼のような表情を見せるカン十郎に切りかかろうとしつつも、かつて尊敬していた主君の姿を目の当たりにし、躊躇してしまったのです。
信じたい気持ちと現実との狭間で、彼女はただ相手の刃を受けることしかできませんでした。
お菊がこのシーンで倒れる姿には、ワノ国編での彼女の使命や過去が凝縮されており、仲間たちもまた胸を痛める場面となりました。
しかしこの刺されたシーンで完全に命を落とすことはなく、さらに次話以降で彼女の生存が確認されることになります。
1030話で生存が確定!かすかに息があることが判明
お菊が胸を刺された後の第1030話では、彼女がかろうじて息をしていることが確認されました。
錦えもんや仲間たちが必死の応急処置を施し、彼女の命を繋ぐ場面が描かれます。
このシーンで、お菊が生存していることがはっきりし、ファンもひとまず安堵しました。
ここでは、ウソップが彼女に応急手当を施すなど、仲間たちの必死の救護によってお菊が息を吹き返す場面も印象的です。
しかし、この時点では完全に安定しているとは言い難く、回復が間に合うかどうかは未だに不安要素が残されていました。
カイドウ戦で切られた腕はどうなった?
カイドウとの戦闘の中で、お菊はカイドウの鋭い一撃を受け、左腕を失いました。
この腕はカイドウが放った猛烈な斬撃によって、一瞬で切り落とされてしまったのです。
失った腕はそのままで、戦いの終結後も戻ることはありませんでした。
その後、仲間のイゾウと錦えもんの手で応急処置が施され、出血による致命傷は避けられたものの、失われた左腕は戦いの傷跡として残ることとなりました。
赤鞘九人男の仲間としても尊敬される彼女は、片腕を失いながらもワノ国のために戦い抜く決意を固めています。
ワノ国編の戦い後のお菊(菊之丞)
ワノ国編の戦いが終わった後、お菊は仲間たちと共にワノ国での平和を祝いますが、その表情にはどこか悲しみが漂っていました。
戦いによって兄であるイゾウが命を落とし、一方で片腕を失って生き延びたお菊は、悲しみと喜びが入り混じる複雑な感情を抱いていたのでしょう。
宴のシーンでは他の仲間と花火を見上げている姿も描かれ、仲間と共に新たな一歩を踏み出す決意が伺えます。
お菊の心には、兄イゾウと共に成し遂げたこと、そして失ったものが深く刻まれているのです。
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討ち入りでは死亡しなかった!お菊(菊之丞)のプロフィールや過去
本名 | 菊の丞 |
---|---|
異名 | 残雪の菊の丞 |
年齢 | 22歳(生まれは42年前) |
身長 | 287cm |
所属 | 光月家家臣「赤鞘九人男」 |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | ワノ国 鈴後 |
誕生日 | 9月9日(菊の節句) |
星座 | おとめ座 |
血液型 | XF型 |
お菊は「ワンピース」のワノ国編に登場するキャラクターで、赤鞘九人男の一人として、光月家に忠誠を尽くす侍です。
正式名は「菊之丞(きくのじょう)」ですが、作中では「お菊」として親しまれています。
兄はかつて白ひげ海賊団で活躍したイゾウで、幼少期から兄とともに厳しい稽古に励み、舞踊の名門で育ちました。
身長が287cmという長身で、赤い口紅や黒髪のロングヘアが特徴的な美形ですが、実は体は男性、心は女性のトランスジェンダーキャラクターとして描かれています。
お菊は心が女性であることに誇りを持ち、普段から女性らしい物腰や言葉遣いを大切にしていますが、侍としての強さや意志の強固さも備えています。
その美しい外見と剣の腕前から、ワノ国一の美青年剣士「残雪の菊の丞」として畏怖される存在でもあります。
実際、ルフィやゾロからもその剣術の腕前を高く評価され、ワノ国の戦士たちからも敬意を集めています。
お菊(菊之丞)の性別は?
お菊は「ワンピース」の作中で、体は男性ですが、心は女性であることが明かされています。
ワノ国一の美青年剣士「残雪の菊の丞」という異名を持つ彼女は、その美貌と柔らかな物腰で女性と見間違われることも多い人物です。
物語の中でも、お菊の心が女性であることが触れられており、これはトランスジェンダーキャラクターとして描かれた特徴のひとつです。
お菊が自分の性別について明かすシーンは、物語の中でも印象的で、仲間であるチョッパーから性別について尋ねられた際に「心は女です」と応えることで、彼女自身のアイデンティティが明確に示されました。
この発言からもわかるように、お菊は自らの心の性を大切にし、女性としての誇りを持ちながら生きていることが伺えます。
また、お菊の見た目は赤い口紅や黒髪のストレートロングヘア、華やかな着物など、女性らしい装いを好んでいます。
その姿により、ワノ国の住人や百獣海賊団の兵士たちからも、しばしば「ワノ国一の美青年」と称されるほどです。
彼女がどれほど女性らしさを大切にしているかは、その服装や言葉遣いにも現れており、周囲からも女性として尊重される場面が多く見受けられます。
このように、性別やアイデンティティを超えて自分らしく生きるお菊の姿は、多くの読者にとっても共感を呼ぶ要素となっており、侍としての強さと美しさが融合した独自のキャラクターとして愛されているのです。
お菊(菊之丞)のモデルは誰?
お菊(菊之丞)のモデルとされる人物には、幕末の新選組隊士・沖田総司や、隻腕の剣客・伊庭八郎が挙げられます。
沖田総司は、その美貌と剣の腕で「美少年剣士」として名高く、新選組の剣士の中でも特に信頼されていました。
この「美青年剣士」という特徴は、お菊の「ワノ国一の美青年剣士」という設定に重なります。
また、沖田の愛刀「菊一文字則宗」も「菊之丞」という名前に由来している可能性があると考えられています。
さらに、お菊が片腕を失っても戦い続ける姿勢には、戊辰戦争で負傷しながらも自ら腕を切り落として戦場に復帰したとされる伊庭八郎のエピソードが通じます。
お菊が片腕で戦い続ける姿は、過酷な状況下でも信念を貫いた伊庭の生き様を彷彿とさせます。
お菊の忠義や美しさと強さの融合したキャラクター性は、歴史的な人物とファンタジーが融合した「ワンピース」ならではの魅力であり、彼女に沖田総司や伊庭八郎の影響が込められていると考えられるのです。
お菊(菊之丞)のアニメ声優は誰?
名前 | 伊瀬茉莉也 |
---|---|
ふりがな | いせまりや |
愛称 | リーヤ |
性別 | 女性 |
生年月日 | 9月25日 |
星座 | てんびん座 |
血液型 | A型 |
出身地 | 神奈川県 |
所属事務所 | アクロス エンタテインメント |
アニメ「ワンピース」でお菊(菊之丞)の声を担当しているのは、神奈川県出身の声優・伊瀬茉莉也さんです。
伊瀬さんは、1988年生まれで、繊細さと力強さを兼ね備えた演技で幅広い役柄をこなす実力派の声優です。
彼女は2004年にテレビアニメ『愛してるぜベイベ★★』でデビューし、その後、アニメ・ゲーム・吹き替えなどで多彩なキャラクターを演じてきました。
伊瀬茉莉也さんが一躍注目を集めたのは、アニメ『HUNTER×HUNTER』のキルア=ゾルディック役です。
この役では、冷静で頭の切れる少年の姿を、時にクールに、時に内に秘めた感情を表現する繊細な演技で人気を博しました。
また、『Yes!プリキュア5』のキュアレモネード役でも、その明るく元気なキャラクターを見事に演じ、子供から大人まで幅広い層に親しまれています。
これらの出演作からもわかる通り、伊瀬さんは少年から少女、さらには大人の女性役まで演じ分けられる幅広い声域を持ち、さまざまな役に命を吹き込むことで知られています。
お菊役においても、心は女性でありながらも侍としての強さと覚悟を持つ彼女の繊細な感情や、戦いの中での覚悟と悲しみを見事に表現しています。
特に、かつての仲間カン十郎に対峙した際の葛藤や、鬼ヶ島での戦いで仲間たちと刀を交える場面では、伊瀬さんの感情を込めた演技が視聴者の心に響きました。
お菊の女性らしさと、侍としての冷徹さを兼ね備えた難しいキャラクターを見事に演じ切っているのも、彼女の演技力によるものでしょう。
このように、お菊役での繊細な演技と力強さの両立が、伊瀬茉莉也さんの演技の深さと幅広さを感じさせます。
お菊(菊之丞)の軌跡:生い立ちから討ち入りまで
ワノ国の侍として生きてきたお菊の軌跡は、数えきれない困難を乗り越えてきた道のりでした。
幼少期から赤鞘九人男として名を馳せるまで、彼女には兄であるイゾウと共に過ごした日々や、主君・光月おでんとの出会いが大きな影響を与えています。
彼女の歩んできた道は、単なる侍の物語ではなく、仲間と使命のために命を賭けた壮絶なものです。
幼少期から舞踊の稽古の日々
幼いころからお菊は、武家の礼儀や舞踊の稽古に励む日々を送り、家族に誇りを抱いて育ちました。
しかし、ある日、父が罪人として裁かれたことがきっかけで、家は崩壊し、一家は途方に暮れることとなります。
家を失った彼女と兄のイゾウは、生き抜くために武家の誇りを保ちながらも路上で舞を披露し、わずかな糧を得て暮らさなければなりませんでした。
この時期は飢えと寒さに耐えながらも、二人が家族として支え合い、必死で生き抜いてきた時代でもありました。
光月おでんとの運命的な出会い
その後、飢えに苦しむ彼女たちが運命の出会いを果たしたのが、当時、ワノ国を放浪していた光月おでんでした。
おでんは、身分のない彼らに分け隔てなく食事を与え、彼女たちの尊厳を保ってくれたのです。
そんなおでんの気高さに触れた瞬間、お菊は「侍として主君に尽くす生き方」に強い憧れを抱きました。
この出会いが、お菊が自らの生き方を見つめ、真の侍としての誇りを胸に抱く契機となったのです。
おでんへの忠誠と武士としての誓い
お菊はやがて兄イゾウと共におでんに従い、彼の家臣としての道を選びます。
おでんがどれほど魅力的で、力強い人物だったかは、お菊が彼に忠誠を尽くす姿からも伺えます。
おでんの家来としての誇りを胸に、彼女は日々、侍としての心構えを磨き続けました。
常に厳しい稽古に打ち込み、誰にも恥じない侍になろうと努めたのです。
その結果、彼女はワノ国一の美青年剣士「残雪の菊の丞」として恐れられるほどの実力を持つまでに成長しました。
時を超えて未来へ
光月おでんがワノ国で倒れた後も、お菊はその遺志を胸に抱き続け、光月家の家臣として戦い続けることを決意します。
おでんの妻・光月トキの能力によって、彼女と仲間たちは20年後の未来へと飛ばされ、再びワノ国の解放を目指す運命を辿ることになりました。
この20年の時を超えた旅は、お菊にとっても覚悟が試される出来事でした。
どれほど年月が経とうと、おでんへの忠誠心と光月家を守るという使命が彼女の心を揺るがすことはありませんでした。
内通者との決別と赤鞘九人男としての覚悟
鬼ヶ島での戦いでは、長年の仲間であったカン十郎が敵方の内通者であったことが発覚します。
この事実はお菊にとっても大きな衝撃であり、かつての絆と裏切りの間で揺れる心は激しい葛藤を生み出しました。
それでも、彼女は討ち入りを決行し、カン十郎に剣を向けることを選びます。
かつての仲間を切ることへの悲しみを堪えながらも、お菊は涙を流しつつも覚悟を持って立ち向かったのです。
この場面は、お菊の侍としての決意が示された重要なシーンとなりました。
鬼ヶ島での最終決戦へ
そして迎えた鬼ヶ島での最終決戦では、強大なカイドウに命を賭して刀を向けるという、まさに命がけの戦いに挑みます。
お菊は全力でカイドウに立ち向かいましたが、その代償として片腕を失う重傷を負ってしまいます。
それでも彼女は倒れず、戦い続ける意思を示しました。
イゾウや錦えもんたち仲間と共に、最後の力を振り絞りながら彼女は侍としての誇りを貫き通します。
戦いを通じて見せたお菊の覚悟は、ワノ国の侍としての気高さを象徴するものとなり、彼女の姿は読者の心に深く刻まれました。
この壮絶な戦いの中でお菊が見せたのは、家族や仲間への強い愛情、そして命をかけて守るべき信念を抱く侍としての姿そのものでした。
お菊(菊之丞)が刺された!死亡シーンは何話まとめ
- お菊はワノ国の侍で赤鞘九人男の一人
- カイドウとの戦いで左腕を切り落とされる
- 応急処置を施され、一命を取り留めた
- 鬼ヶ島でカン十郎に胸を刺されるが生存が確認される
- 刺された後もかすかに息があったため応急処置が施された
- 兄であるイゾウに助けられる場面も多い
- 光月家に忠誠を尽くし、おでんの遺志を継ぐため戦い続ける
- カン十郎の裏切りに深く心を痛めながらも討ち入りを決行
- 赤鞘九人男の一員としてワノ国の解放を目指した
- ワノ国編の戦いでは片腕を失うも侍としての誇りを貫く
- 最後はウソップに救出され、無事に戦場から退避
- カイドウとの戦いの後も片腕のまま生き残る
- 戦いの後、イゾウは戦死し、お菊は兄を失う悲しみを抱く
- お菊はトランスジェンダーキャラクターであり、心は女性
- ワノ国編の最終話では宴で花火を見上げるシーンが描かれる