「ONE PIECE」のキャラクター、カイドウといえば、その圧倒的な力と威厳で“百獣海賊団の総督”として君臨する大海賊です。
その声を担当しているのは、低く深みのある声で知られる玄田哲章さん。
しかし最近のアニメシリーズでは、カイドウの過去シーンで玄田さんではなく稲田徹さんが声を担当しているという噂が広まり、ファンの間で「カイドウの声優が変わったの?」と話題になっています。
玄田さんは長年にわたりシュワルツェネッガーをはじめ、数多くのアクション俳優の吹き替えを担当し、その圧倒的な存在感で知られてきました。
カイドウ役でも彼の持つ声の重厚感が生かされ、キャラクターの魅力をさらに引き立てています。
この記事では、玄田哲章さんがカイドウの声優として選ばれた理由や、稲田徹さんが若き日のカイドウをどのように演じているのかを解説しつつ、玄田さんの経歴や代表的な出演作品についてもご紹介します。
「ONE PIECE」のカイドウに込められた声優陣の意図と、その魅力を存分にお届けします。
カイドウの声優は玄田哲章から変わった?
結論から言うと、カイドウのメインの声優は玄田哲章さんが担当しています。
玄田哲章さんはカイドウの現在の姿を引き続き演じており、キャラクターに与える迫力や重厚感はそのまま保たれています。
つまり、玄田さんは今もカイドウの公式な声優であり、キャラクターの現在の姿には変わらず彼の声が使用されています。
玄田哲章のプロフィールと経歴
名前 | 玄田哲章 |
---|---|
ふりがな | げんだてっしょう |
性別 | 男性 |
生年月日 | 5月20日 |
星座 | おうし座 |
血液型 | AB型 |
出身地 | 岡山県 |
所属事務所 | 81プロデュース |
1948年5月20日、岡山県に生まれた玄田哲章さんは、声優業界でもトップクラスの実力派であり、数多くのアクション俳優の吹き替えを手掛けてきました。
特にアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでは「シュワちゃんの声」として親しまれ、俳優本人からも専属声優として公認されています。
これにより、玄田さんは「シュワちゃん=玄田哲章」というイメージが日本国内で完全に定着しました。
玄田さんは、力強い低音で威厳あるキャラクターを得意とする一方、時にはコメディタッチのキャラクターもこなす幅広い演技力を持っています。
彼のキャリアは70年代から続き、現在もなお新しい役柄に挑戦し続けています。
玄田哲章の主な出演作品
玄田哲章さんの代表作はアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え以外にも多岐にわたります。
アニメでは「それいけ!アンパンマン」のカレーパンマンや「シティーハンター」の海坊主役なども務めており、幅広い世代に親しまれています。
また、「名探偵コナン」や「NARUTO -ナルト-」といった人気アニメにも出演し、主に屈強で存在感のあるキャラクターを演じています。
さらに、映画やナレーションの分野でも活躍しており、彼の声は多くの視聴者にとって、頼もしさと安心感の象徴とも言えるでしょう。
- 「それいけ!アンパンマン」 – カレーパンマン
- 「シティーハンター」 – 海坊主(ファルコン)
- 「ドラゴンボールシリーズ」 – ナッパ
- 「ONE PIECE」 – カイドウ
- 「クレヨンしんちゃん」 – アクション仮面
- 「NARUTO -ナルト-」 – 九尾の狐
- 「銀魂」 – ハタ皇子
- 「戦国BASARA」 – 武田信玄
- 「名探偵コナン」 – 多くのゲストキャラクター
- アーノルド・シュワルツェネッガー – 吹き替え全般
- シルヴェスター・スタローン – 吹き替え全般
- スティーブン・セガール – 吹き替え全般
玄田哲章さん演じるカイドウの魅力とは
玄田哲章さんが演じるカイドウの最大の魅力は、その圧倒的な威圧感と重厚感のある声です。
低く響き渡る声がカイドウというキャラクターのもつ巨大さと恐ろしさを完璧に体現し、「最強生物」とも称されるカイドウの恐怖感をさらに引き立てています。
この声がカイドウの登場シーンに重みを持たせ、視聴者には一瞬で「強敵」の風格を感じさせるのです。
玄田さんは、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えなどで日本中に知られる存在で、彼の低く深い声には特別な威厳が宿っています。
カイドウ役でも、彼の持つ声の圧倒的な重みがキャラクターに完璧にマッチし、カイドウの「一度も誰にも殺されなかった」過去や、「一対一ならカイドウだろう」と恐れられる強さを声だけで印象付けています。
玄田さんの声には、単に「強い」というだけでなく、どこか孤独や寂しさも感じさせるような複雑な響きがあるため、視聴者はただの“ラスボス”としてではなく、どこか人間らしいカイドウの奥深い一面を感じることができるのです。
ブログランキング参加してます
若き日のカイドウの声優は稲田徹
「ONE PIECE」第1076話では、若き日のカイドウが描かれ、彼の声を担当したのは稲田徹さんでした。
稲田さんは自身のSNSで「若き日のカイドウを演じた」と報告し、「声変わりの遺伝子が強過ぎる」とコメント。
ファンは稲田さんの力強い声に驚き、称賛の声が多数寄せられました。
稲田さんは、玄田さんの声に近い重厚感を持ちながらも、若さと荒々しさを兼ね備えた演技で、カイドウの青年時代を見事に表現。
こうした演じ分けは、長い歴史を持つキャラクターにふさわしい奥行きを与え、視聴者の想像をさらに掻き立てる効果を生み出しています。
稲田徹のプロフィール
名前 | 稲田徹 |
---|---|
ふりがな | いなだてつ |
性別 | 男性 |
生年月日 | 1972年7月1日 |
星座 | かに座 |
出身地 | 東京都 |
所属事務所 | 青二プロダクション |
稲田徹さんは1972年7月1日、東京都八王子市生まれで、現在は青二プロダクションに所属しています。
身長184cm、体重81kgと声優業界でも大柄な体型を持つ彼は、その体格と合わせて低く力強いバリトンボイスが特徴。
落ち着きと深みのある声質で、アニメや特撮、映画の吹き替えで、タフで屈強なキャラクターを演じることが多いベテラン声優です。
また、彼は「モヘアのセーター」をこよなく愛する一面もあり、ファンの間ではそのユニークな趣味も親しまれています。
稲田徹の主な出演作品
稲田徹さんは数多くの作品でキャラクターに命を吹き込んできました。
以下に代表的な出演作をご紹介します。
- スーパー戦隊シリーズ:稲田さんは「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダーシリーズ」など日本の特撮作品にも多く出演しており、特撮ファンにはお馴染みの声優です。「ウルトラマン」や「メタルヒーローシリーズ」にも参加しており、特撮4大ヒーローすべてに出演した数少ない声優の一人です。
- アニメ「∀ガンダム」:ハリー・オード役として出演。冷静沈着ながらも時折激情を露にする二枚目のキャラクターを演じ、視聴者に強い印象を残しました。
- 戦国BASARAシリーズ(立花宗茂役):稲田さんの低音ボイスが生きたキャラクターの一つ。熱血漢でありながらも内に哀愁を秘めた「苦労人キャラ」を見事に表現し、ファンからも絶大な支持を受けています。
稲稲田さんのキャリアはこのように幅広く、強烈な個性を持つキャラクターからクールで静かなキャラクターまで演じ分ける演技力が魅力です。
今回の若き日のカイドウ役では、カイドウの力強さや荒々しさを最大限に引き出しながらも、どこか将来の玄田哲章さん演じるカイドウを予感させる声色で、キャラクターの成長や変化を表現しています。
カイドウの年齢、身長などのプロフィール
本名 | カイドウ |
---|---|
異名 | 百獣のカイドウ、この世における最強生物 |
年齢 | 59歳 |
身長 | 710cm |
懸賞金 | 46億1110万ベリー |
肩書き | 元四皇 |
所属 | 百獣海賊団総督 |
悪魔の実 | ウオウオの実 モデル“青龍” (動物系幻獣種) |
覇気 | 覇王色、武装色、見聞色 |
武器 | 金棒「八斎戒」(位列なし) |
出身地 | ウォッカ王国 |
誕生日 | 5月1日 (鯉の滝登り、カ←5、イ←1、ドウ) |
星座 | おうし座 |
血液型 | F型 |
カイドウは「ONE PIECE」の中でも群を抜いた巨体と圧倒的な力を誇り、“百獣のカイドウ”として“四皇”の一角を占める大海賊です。
年齢は公式には明かされていませんが、物語の設定から推測すると50代半ばから後半であると考えられます。
38年前には海賊見習いとして伝説的なロックス海賊団に所属していた過去があり、すでに若い頃から戦闘経験を重ねてきたことがわかります。
こうした戦歴があることから、年齢とともにその凶悪な強さと権威が培われてきたキャラクターといえるでしょう。
カイドウの身長は、作中でもひときわ目を引く7メートルを超える巨躯で、登場するだけで周囲の人々が圧倒される存在感を放っています。
その姿は“怪物”と称されるにふさわしいもので、他のキャラクターたちも口々に「カイドウは怪物だ」と恐れるほどです。
作中では、屈強な海賊たちが従う百獣海賊団を率いる一方で、ルフィ率いる麦わらの一味にとっても「倒すべき最後の大敵」として立ちはだかる、圧倒的な存在感があります。
圧倒的な強さと“不死身”の逸話
カイドウは「この世で最強の生物」として恐れられる存在で、その異名に相応しい数々の逸話を持っています。
例えば、彼は海賊として7度の敗北を経験し、18回も政府や敵に捕らえられていますが、それでも常に生き延びてきました。
1000回を超える拷問を受け、40回の死刑宣告を受けたという話もあり、絞首刑や串刺し刑も含めてその全てが失敗に終わっているという異例の過去があります。
こうした逸話が、彼が「最強の生物」と呼ばれる所以であり、誰にも負けない体力と回復力、そして常人にはない圧倒的な生命力を持つことを物語っています。
さらに、作中では1万メートルの空島から自ら飛び降りたシーンが描かれており、地面に激突した後も「頭が痛い」程度で済んでいることが確認されています。
このシーンはカイドウの常軌を逸した耐久力を表すものとして有名で、読者や視聴者に強烈なインパクトを与えました。
巨大な体と威圧感
カイドウの体は、ただ大きいだけでなく筋肉質で引き締まっており、まさに“百獣”の異名にふさわしい堂々とした風貌です。
その背中には龍の刺青が彫られており、これがさらに彼の存在感を増幅させています。
部下たちの前で指示を出す姿や、敵と対峙する場面では、巨大な影が地面に落ちる描写も多く、作中でもその圧倒的な威圧感を感じさせるような描かれ方がされています。
ワノ国の支配者としての恐怖の象徴
カイドウは新世界にある「ワノ国」を拠点として、数十年にわたりこの国を支配してきました。
ワノ国の将軍である黒炭オロチと協力し、ワノ国の資源を使って軍隊を強化しており、特に「SMILE」という特殊な人造悪魔の実を利用して動物の能力を持つ部下を増やしています。
ワノ国の人々にとってカイドウは恐怖の象徴であり、彼に逆らう者はその力で瞬時に制裁を加えられるため、誰もが彼の存在に怯えながら日々を過ごしています。
このように、カイドウはその年齢や体格だけでなく、経歴や周囲に与える影響力によっても“最強の生物”と呼ばれるにふさわしいキャラクターとして、物語の中で特別な立ち位置を占めています。
カイドウの声優は玄田哲章から変わったまとめ
- カイドウの声優は玄田哲章が担当している
- カイドウの過去編では若い頃の声を稲田徹が演じている
- メインのカイドウの声優が変わったわけではない
- 玄田哲章はアーノルド・シュワルツェネッガーの公認吹き替え声優で有名
- 玄田哲章の低く重厚な声がカイドウに圧倒的な威厳を与えている
- 稲田徹の声は若き日のカイドウの荒々しさを表現するために起用された
- カイドウのキャラクターは玄田哲章の声で定着している
- 稲田徹の出演はカイドウの成長や過去を示すための演出である
- 視聴者からは「声優が変わった?」と疑問の声もあるが一時的なものだった